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1999 年度 実績報告書

縄文時代後・晩期における居住システムの転換と分節化社会の発達過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11610412
研究機関奈良女子大学

研究代表者

武藤 康弘  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (80200244)

研究分担者 小林 青樹  岡山大学, 文学部, 助手 (30284053)
中村 大  國學院大學, 文学部, 助手 (50296787)
キーワード縄文時代後・晩期 / 分節化社会 / 住居跡 / 集落遺跡 / 居住システム / 低湿地遺跡 / 墓地遺跡 / 複雑化狩猟採集民
研究概要

研究初年度は、研究代表者と研究分担者2名は、各自分担して研究資料の収集を主に行った。
研究代表者の武藤は、関東地方と北陸地方および近畿地方の、低湿地遺跡のデータと住居跡や集落遺跡といった居住遺跡のデータの収集を行った。また、縄文時代後・晩期の遺跡立地の低地化と集落遺跡の構造に関して2編の論文を発表した。
研究分担者の中村大は、東北地方から北海道の資科を収集し、墓地遺跡の副葬品の分析から、縄文時代に分節化社会ないしは複雑化狩猟採集民社会が存在した可能性を指摘する論文を発表した。
研究分担者の小林青樹は、中部地方と中国地方および九州地方の資科を収集した。
この他に、研究代表者の武藤は、カナダ(ブリティシュコロンビア大学、サイモンフレイザー大学、ビクトリア州立博物館)および米国(ワシントン大学バーク博物館)に出張し、現地の研究者に低湿地遺跡の調査の方法や資料の分析方法についてレビューを受けた他、住居や居住システムの研究方法に関して協議を行った。また、サイモンフレイザー大学では、訪問研究者として縄文時代の住居跡と集落遺跡に関する講演を行った。
一方、収集したデータの分析に関して、研究代表者の武藤は、コンピューターやスキャナ他のOA機器をそろえ、画像データを含めたデータの整理および分析に取り掛かっている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 武藤康弘: "集落と住居-環状集落地域"李刊考古学(雄山閣出版). 69. 40-44 (1999)

  • [文献書誌] 武藤康弘: "縄文時代の竪穴住居の居住施設としての安定性"遺跡・遺物から何を読みとるか(III-住まいと住まい方-)資料集(帝京大学山梨文化財研究所). 19-29 (1999)

  • [文献書誌] 中村大: "狩猟採集民の副葬行為-縄文文化"李刊考古学(雄山閣出版). 70. 19-23 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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