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2000 年度 実績報告書

縄文時代後・晩期における居住システムの転換と分節化社会の発達過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11610412
研究機関奈良女子大学

研究代表者

武藤 康弘  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (80200244)

研究分担者 小林 青樹  國學院栃木短期大学, 専任講師 (30284053)
中村 大  國學院大學, 文学部, 助手 (50296787)
キーワード縄文時代 / 縄文時代後・晩期 / 住居跡 / 集落遺跡 / 居住システム / 低湿地遺跡 / 分節化社会 / 複雑化狩猟採集民
研究概要

本年度は、研究代表者と研究分担者2名は、各自分担して研究資料の収集を主に行った。
研究代表者の武藤は、東北地方、北陸地方および近畿地方の、低湿地遺跡と住居跡や集落遺跡といった居住遺跡のデータの収集を行った。また、縄文時代後・晩期の遺跡立地の低地化と住居構造の転換に関して論文を発表した。
研究分担者の中村大は、東北地方から北海道の資料を収集し、墓地遺跡の副葬品の出土状態に関する論文を発表した。
研究分担者の小林青樹は、本年度当初に岡山大学から栃木県の國學院大學栃木短期大學に移動した。これにともなって資料収集の分担を中部地方と関東地方に変更した。
この他の研究活動として、武藤は、7月に山形県埋蔵文化財センターが行った最上町カッパ遺跡の発掘調査の指導を行い、縄文時代後期の掘立柱建物跡を発掘した。また、同遺跡出土の掘立柱建物を描いた線刻礫の報道発表についてコメントした。(7月21日付毎日新聞河北新聞他)さらに、9月には連合王国(ロンドン大学、ケンブリッジ大学)およびオランダ(アムステルダム市考古局)に出張し、現地の研究者に低湿地遺跡の調査の方法や資料の分析方法についてレビューを受けた。特に、ケンブリッヂ大学では、マクドナルド研究所で、出土植物遺存体の最新の分析方法について有益な教示を受けた。また、アムステルダム市考古局では、ヤン・バート博士から低湿地における発掘調査の方法や出土資料の分析方法について教示を受けた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 武藤康弘: "竪穴住居と半定住-縄文時代の竪穴住居の居住施設としての非安定性"『住まいと住まい方-遺跡・遺物から何を読みとるか』平野修編 岩田書院. 49-69 (2000)

  • [文献書誌] 中村大: "土器の出土状態からみた土壙墓の認定について-縄文時代の北日本を中心として-"國學院大學考古学資料館紀要. 第16号. 34-61 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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