• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

中世文芸諸作品の語彙計量の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11610439
研究機関武蔵大学

研究代表者

石井 久雄  武蔵大学, 人文学部, 教授 (70124188)

研究分担者 中野 洋  国立国語研究所, 日本語教育センター, センター長(平成11年12月21日在職のまま死去) (40000426)
キーワードとはずがたり / 平家物語 / 中世文芸 / 語彙 / 計量 / 『古典対照語い表』
研究概要

この研究で中心的に取り上げる中世文芸作品2件について、それぞれの索引で自立語彙とされているものの出現頻度を計数した。
辻村敏樹編『とはずがたり総索引 自立語篇』 1992年、笠間書院発行
近藤政美他編『平家物語〈高野本〉語彙用例総索引 自立後篇』 1996年、勉誠社発行
また、宮島達夫編『古典対照語い表』(1971年、笠間書院発行)が取り上げた『蜻蛉日記』『更級日記』と、この研究で取り上げる『とはずがたり』とについて、語彙論的関係を細かく検討するために、他の自伝的女流日記も参照することとし、その自立語彙の出現頻度も計数した。
鈴木一彦他編『たまきはる(健御前の記)総索引』 1979年、明治書院発行
渡辺静子他編『竹むきが記総索引』 1978年、笠間書院発行
それぞれの索引が語として認定しているものには異同があるので、それを調整し、以上の計数の結果を修正しなければならない。それに着手した。これ以降の作業では、コンピュータを使用するのが効率的であるので、初めの計数またはその調整の結果を、コンピュータに入力している。
現在、語の調整およびコンピュータ入力を進めている。研究期間の終了までにその点検を経て統計処理をし、『古典対照語い表』が取り上げた『方丈記』『徒然草』を含む中世文芸諸作品について、語彙の種種の計量的特徴を、中古文芸諸作品との対比のもとに明らかにする。

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi