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1999 年度 実績報告書

資産価格決定理論に基づく状態価格分布の計測

研究課題

研究課題/領域番号 11630012
研究機関大阪大学

研究代表者

齋藤 誠  大阪大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (10273426)

研究分担者 福田 祐一  神戸大学, 大学院・経営学研究科, 助教授 (00243147)
キーワード資産価格決定理論 / 状態価格分布 / オプション価格 / 金利期間構造 / 債券先物
研究概要

「資産価格決定理論に基づく状態価格分布の計測」の初年度にあたる本年の研究は以下の通りである。まず,研究分担者の福田祐一と行った「金融市場の流動性効果が外為市場に与える研究」については,それをまとめた邦文論文を出版する予定である。また,英文論文も"Forward Discount Puzzle and Liquidity Effects"というタイトルでまとめたものについて,国際ジャーナルに投稿している過程にある。また,「金利期間構造に含まれるインフレーションの情報」についても,それをまとめた邦文論文を出版する予定である。
また,大阪証券市場の株価指数オプションから計測した状態価格分布に関する研究については,"Nonparametric Estimation of State-Price Densities" というタイトルの論文として1999年度日本経済学会秋季大会で報告した。また,同論文を国際ジャーナルとして投稿している過程にある。
来年度に向けての研究準備としては,国債の期間構造データと債券先物データについて,データベースの作成を終えている。来年度はこのデータベースを使って,現物市場と先物市場の流動性について実証研究を進めていく予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] K.Miyazaki,M.Saito: "On the Market Risk Involved in the Public Financial System in Joy"Jornal of Banking and Finance. 23. 1243-1259 (1999)

  • [文献書誌] K.Miyazaki,M.Saito: "On Numerical Calculation Programs of American-type Options Using Gauss Codes"Osaka Economic Papers. 48. 25-54 (1998)

  • [文献書誌] M.Saito: "Dynamic Allocation and Pricing in Incomplete Markets"Monetary and Economic Studies. 17. 45-75 (1999)

  • [文献書誌] 斎藤誠: "高度化した資本市場におけるリスクと流動性"フィナンシャル・レビュー. 51. 5-27 (1999)

  • [文献書誌] 岩本康志,大竹文雄,齋藤誠,二神孝一: "経済政策とマクロ経済学"日本経済新聞社. 252 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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