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2001 年度 実績報告書

局所環のフィルトレーションと附随する次数付き環の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11640011
研究機関千葉大学

研究代表者

西田 康二  千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (60228187)

研究分担者 蔵野 和彦  東京都立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90205188)
越谷 重夫  千葉大学, 理学部, 教授 (30125926)
キーワード局所環 / 次数付き環 / フィルトレーション / ホモロジー代数
研究概要

局所環のフィルトレーションFでanalytic deviationが1以下のものが与えられたとき、付随する次数付環G(F)のCohen-Macaulay性を判定する方法が、昨年度までの研究成果として得られていた。今年度はこの判定法を適用して、様々なフィルトレーションを実際に調べることを目標とした。具体的には次のようなものに適用してみた:
・3次元正則局所環のイデアルIで、ある条件を充たしている長さ2の正則列によって生成されるものをとったとき、Iのベキ乗の整閉包がなすフィルトレーション。このときG(F)は代数として1次の元で生成され、Gorenstein環(従ってCohen-Macaulay環)となる。
・4次元正則局所環のイデアルIで、ある行列の小行列式で生成されるものをとったとき、Iの記号的ベキ乗がなすフィルトレーション。このときG(F)は1次と3次の元で生成され、やはりGorenstein環となる。
今年度の研究で、理論の有効性についてある程度の手応えが得られたので、今後は高次元化を試みるつもりである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Koji Nishida: "On filtrations having small analytic deviation"Communications in Algebra. 29・6. 2711-2729 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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