研究課題/領域番号 |
11640138
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
山田 敬吾 神奈川大学, 工学部, 教授 (90111369)
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研究分担者 |
阿部 吉弘 神奈川大学, 工学部, 助教授 (10159452)
紀 一誠 神奈川大学, 理学部, 教授
成田 清正 神奈川大学, 工学部, 教授 (10211450)
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キーワード | 待ち行列ネットワーク / 近似理論 / 拡散過程近似 / 再成過程 / 占有時間問題 / エーレンフェスト型マルコフ過程 / N-粒子系特異摂動 / 2層型待ち待列網 |
研究概要 |
(*)研究実績 1.再生過程に基づく確率積分の収束理論を研究し、その成果を待ち行列システムの行列長に基づく汎関数の漸近的行動の解析に応用した。2.確率過程の占有時間問題について、その極限過程がベッセル過程の局所時間の分数微分となる場合についていくつかの成果を得ることができた。また、安定Levy過程にたいしても同様な結果を得て、これらの成果は、複合Poisson過程や待ち行列過程、出生死滅過程の占有時間問題の近似過程を得ることに応用された。(3)Ehrenfest型マルコフ過程について、初通過時間の分布の漸近解析や特異摂動解析を行った。(4)N-粒子系の線形確率微分方程式における特異摂動に関する研究。(5)待ち行列網モデルによるSMP型システムの性能予測手法を開発し、実データに適用してその実用性を確かめることが出来た。(6)2層型待ち行列網モデルについて、極限分布の近似値を得るための手法(近似等価流量法)を開発して、実データによる解析をおこなった。 (**)科研費を使用して、以下のシンポジウム等を開催したり参加することができた。 (1)講演: Fractional Brownian motion を入力とする待ち行列システムの解析 (小林和朝-NEC C&C 研究所-)1999年9月 (2)応用確率論セミナー:待ち行列モデルの近似理論(1999年9月)開催。講演: Levy過程を入力とする待ち行列システムの理論と数値解析(O.Kellar教授-イスラエル工科大学-)(3)New York Logic Conference,講演: Adding many clubs to a supercompact cardinal(阿部(研究分担者)1999年11月、New York(4)講演: Levy過程の局所時間について(神田護-筑波大学-)、2000年1月 (5)講演: Levy 過程の田中 formula について(山田俊雄-立命館大学)2000年1月 (6)講演 Fractional Brownian motionの待ち行列システムへの応用 (A,Novikov教授-Sydny大学-) 2000年1月
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