研究課題/領域番号 |
11680277
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研究機関 | 奥羽大学 |
研究代表者 |
猪井 新一 奥羽大学, 文学部, 講師 (80254887)
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研究分担者 |
マホニー ショーン 福島大学, 行政社会学部, 助手 (50292454)
板垣 信哉 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (80193407)
吉田 孝 福島大学, 教育学部, 教授 (50031919)
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キーワード | ティームティーチング / ALT / AET / 英語教授法 / 英文法指導 / 発音指導 / 言語適性 / 協同授業 |
研究概要 |
本研究の目的は日本の中学校・高等学校において日本人教師(JTE)及び外国語(英語)指導助手(ALT/AET)がティームティーチング(TT)を行う際に、それぞれどのような役割を果たしているか、その役割についてJTEとALT/AETはどのように考えているのか、さらに英語指導に関して互いにどのような考え方で授業に臨んでいるのかを調査することである。 平成11年度はTTに関するアンケート作成、アンケート発送及び回収を行いデータを収集した。アンケートはPart1とPart2から構成されており、Part1は回答者自身の背景に関するものであり、Part2との相関の有無を考察するのが目的である。この中には回答者の年齢、最終学歴、専門分野等が含まれている。Part2はSection1とSection2から構成され、Section1はJTEとALT/AETが日頃実際に担っている役割や仕事に関して、授業運営、教授法、教育行政、文化等に対する考え方の観点からとらえた質問内容である。Section2はJTEとALT/AETが英文法指導、発音指導、学習者の誤り、文化、言語適性、日本の入学試験、英語教師としての職業等について普段どのように考えているかの質問内容である。 1999年版の「全国学校総覧」より日本の中学校・高等学校各々1000校、合計2000校を無作為に抽出しJTE用2部、ALT/AET用1部アンケートを発送した。その結果983名のJTEと431名のALT/AET、合計1414名のアンケートが回収された。回答のうち、多項式選択質問事項のデータはコンピューターへの入力はほぼ終了し、現在アンケートの自由記述回答をどのような理論的枠組みを用いて分類すべきかについて、さまざまな第2言語学習理論・指導理論を参考にしながら検討中である。
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