研究課題
基盤研究(A)
●シャンシュン語テキストのデータベース化と解析のため、武内をフランスと英国へ派遣し、大英図書館とフランス国立文書館において調査研究を行った。●シャンシュン語とチベット語がhybrid状態になっているポン教文献(ドゥルポン)の検索とデ一タベ一ス化のため、長野泰彦・立川・長野禎子・サムテン・カルメイをネパールと中国青海省へ派遣した。この結果、従前知られていなかった多くの文献を複写の形で収集できた。●西ヒマラヤ諸語(キナウル語とスピティ語)の記述調査研究のため、高橋と加藤をインドに派遣した。今結果、従前の記述資料の誤りを正し、特に声調のあり方に関して妥当な記述を得ることができた。●河西九曲地域の諸言語の調査は、長野がギャロン語、池田が木雅語、ツェリン・タールがアムド語、の音論を記述し、データベース化すると同時に、文法の概略をおさえることができた。調査研究は中国北京市、青海省・四川省で行った。●チベット古典文法学を能格性と代名詞化の観点からreviewし直し、それらの特徴の欠如がチベット語に何を代償としてもたらしたかを研究した。北村・立川・長野が担当し、この目的のため、北村と立川をインド・ネパールヘ派遣した。古典文法学資料でポン教集団によって保持されている新資料を発見し、複写の形で収集した。●ポン教図像資料・文献におけるシャンシュン語解析のため、サムテン・カルメイ、ツェリン・タール、熊文彬を国立民族学博物館に招聘し、共同研究を行った。
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