研究概要 |
本年度は,昨年度に引き続き,世界各国の適応型柔軟構造物の動向について調査した。平成13年7月4日より7月8日まで,川口助教授が,ギリシャアテネ工科大学を訪れ共同研究者のアテネ工科大学ハリス・ガンテス博士と再会し、可動式適応型展開構造物に関する種々の情報交換を行ない、二人のこれまでの情報交換成果を報告書にまとめる約束をした。その後ガンテス博士とのやり取りで共同報告書の作業を行った。また、川口助教授は同7月8日より11日まで、イスタンブール・ユルドゥズ大学で行なわれた第2回歴史的空間構造の研究国際会議に出席し,会議主催者のギョルン・アルン教授と歴史的構造物の保存や維持と適応型柔軟構造物に関する情報交換を行なった。さらに同年9月29日〜10月14日まで,ギョルン・アルン教授を日本へ招聘し、共に名古屋で開催された「シェルと空間構造に関する国際会議」に出席し、歴史的構造物の維持保全と適応型柔軟構造物に関する情報交換を深めた。 本年度は最終年度であり,主にガンテス博士とのやり取りの中から得られた情報を下に、アルン教授との情報交換の成果を含めた形で報告書(英文)をまとめた。
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