研究概要 |
本年度の研究実績は以下の通りである。 1.昨年度の調査研究の集約をおこない,日本側とインドネシア側の双方で知見を共有し,課題の析出につとめた。そしてその成果をファイリングした。 2.平成12年8月に日本側メンバー(吉原,高城,長谷部,永井およびラファエラ)がジャカルタにでかけ,複数事例対象地でインドネシア側メンバー(Medelina,Heru,GumilarおよびIsmanto)と共同して地域住民組織,地域福祉,地域医療に関するフィールドサーベイを実施した。そして,CSISおよびインドネシア大学で,その第一次集約のための研究会を開催した。 3.昨年度に続いて,国立図書館,公文書館,インドネシア大学,インドネシア政府統計局,CSIS図書館,シティホール資料室等で地域統計資料およびコミュニティ関連資料の収集につとめた。 4.昨年度に続いて,吉原とラファエラがジェトロ・アジア経済研究所,京都大学東南アジア研究センター,国立民族学博物館,国立国会図書館等で上記関連資料の収集をおこなった。 5.上記3.,4.で得られた資料を整理するとともに,その成果をファイリングし,メンバーが共同で利用できるようにした。 6.平成13年2月上旬にインドネシア側メンバー(Medelina,Heru,GumilarおよびIsmanto)が来仙し,日本側メンバーと共同して地域住民組織,NPO等についての現地調査を実施するとともに,その成果の共有につとめた。併せて,研究会を開催し,次年度の調査研究の課題とスケデュールについて議論した。 7.なお,インドネシア側メンバーは,帰国時に国立国会図書館でインドネシアおよび日本のグラスルーツに関する資料を収集した。
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