研究課題
1.研究会主な研究会を8回開いた。10月以降は報告書作成のため、土・日曜日に都合のつく者が外国研究室に集まった。平成15年に入ってからは、1週間に2回ぐらい集まって報告書作成につとめた。2.研究の成果本研究は、主に日本中世(12〜16世紀)を研究対象としているが、最終年の本年度は、昨年に引き続き、平安期および近世初頭まで考察の対象を広げ、資・史料収集の充実につとめた。そのために、平安〜近世初頭における資・史料の網羅的収集を行うことにつとめ、共同研究作業を通じて、そのまとめを行った。その具体的検索対象として、戦争および飢饉などの自然災害を含む災害に限定し、その関連記事を編年にまとめる作業をし、それを基に年表作成を完成させた。なお、本年度は北海道・北陸・九州地域をのぞく、ほぼ全国各地において資・史料を収集し、研究調査を行った。共同研究作業としては、調査を深化させるため、8回の報告会・研究会を通じて、いくつかの作業を並行して進めた。平安時代の戦争・災害関連記事について、『平安遺文』を用いてまとめ、年表の作成を行った。また、動乱の時代といわれる南北朝期(14世紀)に関しては、『大日本史料』(第6編)を検索し、年表作成を行っているが、紙幅の関係で、研究成果報告書には反映することができなかった。そのため、大日本史料第6編の仕事は、継続中ということになる。日本中世に関する戦争・災害関係年表は完成し、大部の報告書としてまとめることができた。
すべて その他
すべて 文献書誌 (2件)