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2001 年度 実績報告書

「新しい現象学」から見た集合心性論の新しい可能性についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 12410002
研究機関京都大学

研究代表者

小川 侃  京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (60065878)

研究分担者 吉田 和男  京都大学, 経済学研究科, 教授 (40182753)
金田 晋  東亜大学, 総合人間文化学部, 教授 (50034591)
有福 孝岳  京都大学, 総合人間学部, 教授 (20031586)
高橋 憲雄  広島大学, 総合科学部, 教授 (80179506)
岩城 見一  京都大学, 文学研究科, 教授 (40025086)
キーワード現象学 / 新しい現象学 / 集合心性 / 雰囲気 / 社会存在 / シュミッツ / ベーメ / 社会性
研究概要

科学研究費平成13年度においては,平成12年度の研究成果を踏まえて集合心性論の新現象学的な理解を深めると共に,その補完として古典的な現象学からの社会の現象学の研究との接点を探究した.トリエステ大学のクリスチーン教授に共同研究者として参画していただき「クラウス・ヘルトと新しい社会現象学の可能性」の共同研究を遂行した.また,ニース大学のフランソワーズ・ダストウール教授にも参画をお願いし,メルロー・ポンティと新しい現象学の研究の基礎に関わる共同研究を行った.本年は,結局の所,4度以上共同研究の会議を行い,集合心性もしくは人間の社会性についての新しい現象学の研究がイタリアとフランスにおいてもきざしていることを確認できた.1)現象学運動じしんがいまなお更なる新しい展開を成し遂げていること,2)そのばあいの新しい展開は,人間と世界との<あいだ>の次元の開明に向かっていること,3)哲学や現象学の研究はもとより美学や思想史の研究も現在ではグローバルな一体化のなかで同時に進行しているということが確認された.これらの新しい現象学の研究のドイツ,イタリア,フランスにおける第一線の研究者と共同研究することにより日本側の研究もうまく深く推進されることが分かった.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 小川侃: "風と「風雅の誠」"人間存在論. 第7号. 75-82 (2001)

  • [文献書誌] 佐藤義之: "「顔」は何を訴えているのか"人間存在論. 第8号. 85-101 (2002)

  • [文献書誌] 高橋憲雄: "ヘラクレイトス:反アトシズムの哲学"人間存在論. 第7号. 83-96 (2001)

  • [文献書誌] 小川侃: "身体性の多様な現われ方"人間存在論. 第8号. (2002)

  • [文献書誌] 天野雅郎: "旅の古代学"和歌山大学教育学部紀要. 51集. 290-308 (2001)

  • [文献書誌] 小川 侃 編: "雰囲気と集合心性"京都大学学術出版会. 415 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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