研究課題/領域番号 |
12410012
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 龍谷大学 (2001-2003) 駿河台大学 (2000) |
研究代表者 |
松居 竜五 龍谷大学, 国際文化学部, 助教授 (40238952)
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研究分担者 |
千本 英史 奈良女子大学, 文学部, 教授 (50188489)
川島 昭夫 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (00128779)
小峯 和明 立教大学, 文学部, 教授 (70127827)
萩原 博光 国立科学博物館, 植物研究部, 主任研究官 (90100932)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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キーワード | 南方熊楠 / 民俗学 / 植物学 / 博物学 / 大英帝国 / 19世紀 / データベース / ロンドン |
研究概要 |
8月に松居がロンドンに出張し、英国図書館などで調査をおこなった。この結果は、『熊楠研究』第6号および『龍谷大学国際社会文化学研究所紀要』に発表されている。 松居は、11月、12月、1月に東京に出張して、(株)集英社から平成16年度に出版される予定の『南方熊楠英文論文翻訳』全二冊のための資料調査と編集会議をおこなった。また、この翻訳の索引作成の作業を、本科研によるアルバイト雇用によりおこなった。 小峯を中心として東京翻字の会を月に一度開催し、小畔四郎宛の南方熊楠書簡の翻刻をおこなった。この結果は、『熊楠研究』第6号に掲載された。一方、松居、川島、千本を中心として大阪での研究会、通称熊楠関酉を月に一度開催し、和歌山県田辺市在住の地元の南方熊楠研究者中瀬喜陽氏を講師として招いて、熊楠草稿中もっとも難読とされる昭和初期の日記の翻刻をおこなった。 こうした研究の成果については、『熊楠研究』第6号にさまざまなかたちで掲載するとともに、本科研のメンバーが中心の南方熊楠資料研究会のウェブサイトwww.aikis.or.jp/〜kumagusuに発表した。 本科研は今年度で終了するが、これまでの研究の結果から、未翻刻の熊楠関連資料が膨大な量であることから、あらたにこうした資料の翻刻を主目的とする科研のプロジェクト「南方熊楠草稿資料の翻刻および関連資料の総合的研究」を基盤研究A1として申請した。
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