研究課題/領域番号 |
12410069
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小島 弘道 筑波大学, 教育学系, 教授 (80030584)
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研究分担者 |
浦野 東洋一 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70002467)
岡東 壽隆 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00033580)
中留 武昭 九州大学, 大学院・人間環境学研究科, 教授 (20082901)
結城 忠 国立教育政策研究所, 教育政策評価研究部, 総括研究官 (20033574)
榊 達雄 名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (10022401)
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キーワード | 学校管理職 / 管理職研修 / 管理職養成 / スクールリーダー / 専門大学院 / 大学院教育 / 校長 / 教頭 |
研究概要 |
平成13年度は、理論・歴史研究、外国研究、調査研究の三部門を設定し研究を展開してきた。その成果は次の通りである。 1.理論・歴史研究-特に戦後に焦点づけ、学校管理職の資格・任用・研修の制度や実態を関係する資料に基づき明らかにしてきた。また関係者のインタビューにより現状把握につとめてきた。その成果の一部は『学校経営』誌で2002年4月号から紹介する予定。 2.外国研究-研究テーマに関してアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、中国、オーストラリアの文献研究を行ったほか、アメリカ、イギリス、ドイツで現地調査を行った。その成果の一部は、『教職研修』誌で2001年10月号から紹介している。ブレア内閣がスクールリーダーの養成・研修のための国立大学院を創設し、そのプログラムなどの分析を手がけているが、示唆に富む試みとして強い関心を持っている。 3.調査研究-校長、教頭、教務主任を対象に質問紙調査とインタビューを実施し、集計、分析中である。 2001年10月20に本研究グループがこれまでの研究成果を持ち寄り、日本教育経営学会主催の特別シンポジウム「スクールリーダーのための専門大学院を構想する」にジョイントし、報告した。ここでは現代の学校経営改革に対応したスクールリーダーの専門性と知の性質、そのための大学院の役割について報告し、これまでスクールリーダーの養成を視野において大学院教育をしてこなかったことを見直すべきだとの観点から、大学院設置基準にある専門大学院をスクールリーダーのために門戸を開くべきであることを提案した。
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