研究課題
本年度は、知識共用のためのKnowledge GRIDの実現に向けて以下の研究を進めた。(1)「どこでもドア」ハイパーオムニビジョンカメラ(360度全方位カメラ)によって撮影した映像を元に、利用者の視線方向をジャイロで検出して、利用者の付けているヘッドマウントディスプレイに仮想的に利用者があたかもその物理空間にいるかのように周囲空間を表示する技術として、ハイパーオムニビジョンカメラ画像から画面の復元技術、ジャイロによる視線方向検出、視線方向に対応する画面切り出しなどを開発した。(2)Global Book分散サーチロボットで高速にWeb情報を収集し、これらを利用者の興味の観点等から分類し、インデックスを構成する技術として、サーチエリアを自動割り当てすることにより負荷均等化を図る分散サーチロボット、Webのリンク状況をクラスタリングすることによる、類似情報化などを開発した。(3)「みんなでさわろう」遠隔地間で撮影した映像を実時間で1つの画像に接続・合成し、これをヘッドマウントディスプレイに表示することにより、あたかも2つの空間が物理的に同一であるかのように見せる技術として、2つの遠隔画面をシームレスに張り合わせて単一画面に合成する技術などを開発した。(4)身振りインターフェース空中に指で書いた手書き文字を認識する技術を開発済みである。あわせて、歌声を認識する技術として、空中手書き文字認識技術、カメラで指の動きを検出し書いている女字を認識する技術などを開発した。
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