研究分担者 |
高岡 良行 東光精機株式会社, 制御機器事業部, 研究開発課長(研究員)
北村 徳信 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (20252710)
池田 満 大阪大学, 産業科学研究所, 助教授 (80212786)
瀬田 和久 大阪府立大学, 情報科学学科, 助手 (50304051)
稲葉 晶子 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (10304049)
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研究概要 |
電力系統ネットワーク上の配電用変電所における構内垂故対応業務を対象とした複雑かつ高度な運転操作の訓練システムの開発経験に基づいて,企業側との連携を密にとり,実用ツールの開発を視野にいれた実証レベルの知的訓練教材開発支壊ツールの開発を行った.キーとなるアイデアは本申請者が長年研究してきたOperationalな「タスクオントロジ」」であり,「訓練」を一つの問題解決行為と見なして,その概念構造をオントロジ}として明示化してツールに埋め込むことによってオーサリングツールを「知的」にする事ができる. そこで,訓練タスクと教材構造というジェネリツクな概念のオントロジ}に対象固有のオントロジーをパインドする機構を開発し,ツールに埋め込む.この機能によって高度なツールのが実現が可能となる.このような高度な機能の実現を目標とするが,学問的な新しさだけを追及するのではなく,企業側からの要求仕様に忠実に,かつ実用システムに組み込むことが可能な先端技術を選定して採用することによって実際に使われる魅力あるツールの開発を目指す配電用変電所における構内事故対応業務訓練システムの構築した経験を元に,企業の教材構築者の意見等を考慮し,以下のオーサリングツールに関する要求仕様を得た. (1)教材が章,節単位でできる限り再利用できること. (2)プラントの発展的な変化に容易に追従できるように機能拡張が容易であること. (3)インタフェースが優れているこかけと.単なる操作性だけではなく,訓練タスクに関する利用者の概念レベルでの理解とツールが行う理解とが一致していること. これらの仕様を満たす,システムの設計を行いプロトタイプシステムを作成した.
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