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2002 年度 実績報告書

都市再開発における計画と現実-ジェントリフィケーションをめぐる日独比較研究-

研究課題

研究課題/領域番号 12572005
研究機関関西大学

研究代表者

神谷 国弘  関西大学, 名誉教授 (20067515)

研究分担者 難波 孝志  名古屋短期大学, 現代教養学科, 助教授 (00321018)
中道 實  奈良女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (40067690)
キーワードドイツ連邦共和国 / ジェントリフィケーション / インナーシティ / 都市再開発 / 立ち退き / 老朽密集住宅地 / 社会的不平等 / セグリゲーション
研究概要

本研究は,ドイツにおける老朽密集住宅地区再開発において生起するGentrificationの諸問題を通して,わが国の21世紀に向けての都市再開発のあり方を究明することを目的とする。
本年度は,昨年度に引き続き,ドイツにおける再開発の調査フィールドBerlin市のPrenzlauerberg地区において,当該地区の補充的な資料・データ蒐集を行った。昨年同様にBerlin-Humboldt大学HauBermann, H.教授や,Kapphan, A.助手との研究交流を行い,同地区に関する新たな論文,著書,調査データの提供を受けた。
Prenzlauerberg地区の再開発を総合的に計画・実施した半官半民の再開発研究所S.T.E.R.N.においては,再開発プロセス,家主・居住者への説明会などのヒアリングを行い,同地区の再開発前後のデータや写真の提供を受けた。再開発事業所argusにおいては,同機関が行った再開発地区居住者に対する電話による量的調査データの提供を受けた。また,市の委託を受けた借家人相談所MIETER BERATUNGにおいては,再開発によって影響を受ける居住者への対応についてのヒアリングを行った。
一方,わが国においては,調査地区を大阪府豊中市庄内地区と定め,豊中市役所庄内再開発室でのヒアリングを重ね,再開発前後のモノグラフィックな資料の蒐集を行った。
3年間にわたる調査期間に蒐集したデータ・資料をもとに,現在,ジェントリフィケーション問題に関する日独の共通点・相違点を分析し,報告書を執筆中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 難波孝志: "都市再開発の日独比較研究序説"名古屋短期大学研究紀要. 41号. 65-73 (2003)

  • [文献書誌] 神谷国弘: "都市形成における一環境要因としての安全(独文)"関西大学社会学部紀要. 34巻3号. 9-31 (2003)

  • [文献書誌] Takashi Nanba: "A Comparative Study on the Problems of Gentrification in German and Japanese Cities"The environmental challenges for Japan and Germany--Intercultural and Interdisciplinary Perspectives--. (印刷中). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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