研究分担者 |
土屋 智 静岡大学, 農学部, 教授 (60197720)
小川 滋 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (30037973)
川邉 洋 新潟大学, 農学部, 教授 (80126036)
下川 悦郎 鹿児島大学, 農学部, 教授 (60041670)
水山 高久 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00229717)
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研究概要 |
1999年9月21日,台湾にて発生した921集集大地震の山地災害調査を昨年度に引き続き行った。平成13年度調査日程は,全体現地調査が9月24〜10月3日,個別現地調査を7月,11月,12月,1月に行った。 全体現地調査では、9月24日に到着し,霧峰の光復国民小学校を全員で調査した。翌日からは2グループに分かれ,航空写真解析グループは工業技術研究院にて崩壊地の写真判読作業を行った。現地調査グループは,25日:九九峰禿げ山調査を行い,水土保持局を訪問,意見交換と資料の入手を行った。26日:九九峰禿げ山にて地盤調査。27日:九分二崩壊地にて地盤調査。28日:鶏頭の台湾大学演習林を訪問し,意見交換と資料の入手を行った。29日:崋山の土石流調査と現地住民からの聞き取り調査を行った。30日:草嶺の地盤調査。10月1日:草嶺崩壊地,対岸にて調査を行った。10月2日:台南市成功大学を訪問,意見交換と土質実験結果等資料の入手を行った。 個別現地調査では,7月8日〜14日まで烏石坑渓,豊丘,十八重渓,神木村の崩壊・土石流調査。11月14〜18日:烏石坑渓,豊丘,火炎山の崩壊・土石流調査。12月2日〜6日:九分二調査,台南市成功大学にて意見交換,研究打ち合わせ。10日〜14日:九分二,草嶺聞き取り調査,中興大学にて資料入手。23日〜27日:工業技術研究院にて航空写真解析。1月24〜26日:台北市農業委員会,林業試験場にて復旧計画の資料を入手した。 今年度は海外調査の最終年度でもあり,これらの調査結果の解析,まとめに努め,2月に報告書を刊行した。また,台湾から研究者を2月末に招き,津市にて研究成果に基づき台湾地震災害研究報告会を開催し,研究討論を行った。
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