研究分担者 |
庵 功雄 一橋大学, 留学生センター, 専任講師 (70283702)
山田 敏弘 富山国際大学, 人文社会学部, 専任講師 (90298315)
川越 菜穂子 帝塚山学院大学, 人間文化学部, 助教授 (40214621)
石黒 圭 一橋大学, 留学生センター, 専任講師 (40313449)
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研究概要 |
本年度はシラバスを策定するための基礎的作業として,データ収集・データベース化を行うと同時に,文責枠組みの検討を行うため,各研究担当者が理論的な研究を中心に行った。 データ収集については,日本語母語話者と非母語話者の自然談話の録音,書き起こし作業を行い,これは来年度も続行する予定である。 なお,当初,全員の収集したデータをまとめてひとつの大きなデータベースとする予定であったが,フォーマットの問題などから,まだひとつのまとまったデータベースとはなっていない。これについては,次年度以降,その方策を再検討し,実現を目指す。 理論的研究については,今年度合計2回の全体研究会を開催し,分担者,およびその他の参加者を招いて,理論的枠組みに関する検討を行った。なお,その成果の一部については,次ページに挙げたように,各分担者によって公表されているところである。今年度の研究の理論的側面を総括すると,接続詞,副詞,ベネファクティブ,など,おのおのの文法カテゴリー別に談話レベルの現象をみていくという,各論的な研究によって,全体的な枠組みをつくりあげるための基礎的な作業がかなり進行したと言える。来年度も予定通り全体的な枠組みの策定に向けてさらに研究・討議を重ねていくつもりである。
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