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2000 年度 実績報告書

中世後期シャンパーニュ諸都市における財政・租税制度の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12730053
研究機関西南学院大学

研究代表者

花田 洋一郎  西南学院大学, 経済学部, 助教授 (40284476)

キーワード中世都市 / 財政史 / 租税史 / シャンパーニュ
研究概要

本年度における研究成果は以下のように整理できる。
1.シャンパーニュ地方諸都市(トロワ、ランス、シャロン=シュル=マルヌ)に伝来する都市財政・租税制度関係史料及び研究文献は、昨年8月における現地調査及びフランス国立図書館の文献複写サービスにより基本文献の収集を完了した。とりわけ歴史史料研究所(IRHT)からは、「フランス文書集成マイクロフィルム目録」(1999年)を手掛かりに、手書史料のマイクロフィルムを予想外に多く得ることができた。
2.フランスでの調査は、シャンパーニュ都市文書館・図書館における史料及び文献の調査・読解が主であった。そこでフランス人中世史家の指導を得、研究遂行上様々な便宜と助言を得ることができた。
3.本年度は研究史料及び文献の収集・読解が中心となったが、その成果の一部は「近代国家の生成」研究会、社会経済史学会九州部会にて報告した。また我国の都市史家が集まる「比較都市史研究会」にも出席した。なお研究成果を来年度7月にそこで報告する予定である。
4.シャンパーニュ諸都市だけでなく、フランス学界全体における中世都市財政・租税史研究の動向については、論文「フランス中世都市財政史研究の動向-1990年代のフランス学界-」『経済学論集』(西南学院大学)を発表した。そこでは本年度内に収集した200を越える文献を中心に、財政・租税史研究の地位確立と国際共同研究の進展を浮き彫りにした。シャンパーニュ諸都市の財政・租税制度については現在論文を執筆中であり、来年度に順次発表して行く予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 花田洋一郎: "フランス中世都市財政史研究の動向-1990年代のフランス学界-"経済学論集<西南学院大学>. 35・4. 21-56 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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