研究課題/領域番号 |
12791005
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研究種目 |
地域連携推進研究費
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
谷 武幸 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (00030718)
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研究分担者 |
黄 りん 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (40225363)
岡部 孝好 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (60067676)
坂下 昭宣 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (10093684)
原田 勉 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 助教授 (20294192)
高嶋 克義 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (30197090)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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キーワード | 起業プロセス / 起業支援システム / 中国企業との連携 / 技術吸収能力 / 起業支援ケース集 / 起業支援動画コンテンツ |
研究概要 |
最初に設定した研究目的は、起業プロセスとそれを支える社会システム、特に起業支援システムに関する調査を行い、この調査・分析をもとに、阪神地域の特性に合わせた起業支援システムを構築し、これを運用することであった。しかも、「社内起業家塾」を長年にわたって企画し、起業家の育成・支援を行ってきた関西生産性本部と連携して、研究を遂行してきた。 第1年度には、文献をサーベイするとともに、神戸長田地区や東大阪地区におけるフィールド調査に基づき、上場会社4500余社を対象としたサーベイ調査を実施した。店頭上場会社などでは、積極的組織文化が形成されていること、またインターネットをテコに躍進していることが発見された。したがって、起業プロセスにおいて、積極的組織文化やHPの整備が重要といえる。第1年度には、この他、フィールド調査に基づいて、起業プロセスにかかわるケースをいくつか作成した。 第2年度には、阪神地域における起業は、一つには中国企業との連携を取ることから、WTO加盟後の中国市場の変化を見据えて地域発展と企業の事業展開の方向性と可能性を明らかにするため、中国の流通研究者や専門家を招いて、WTO加盟後の流通システムの変化と現状および日本の対応を討論するために、ワークショップを開催するとともに、その成果の出版を行った。さらに、企業間ネットワーク構造と技術的パフォーマンスとの間の関連性を明らかにするため、東大阪市の中小製造業を対象としたサーベイ調査を行った。外部組織との集中的コミュニケーション行動が技術的パフォーマンスにつながっていることを発見した。 第3年度においては、東大阪市地域における前年度のサーベイ調査の分析から、旧技術における経験が新技術の吸収能力に作用するとの仮説を検証できた。 各年度の調査および調査結果は以上の通りであるが、起業支援システムとしてはケース集を42、動画コンテンツを35作成し、神戸大学経営学研究科のHP上で公開している。
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