研究課題/領域番号 |
13303006
|
研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
斎藤 修 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40051867)
|
研究分担者 |
野間 晴雄 奈良女子大学, 文学部, 教授 (00131607)
篠田 隆 大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (20187371)
嵯峨座 晴夫 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (10097256)
脇村 孝平 大阪市立大学, 経済学部, 教授 (30230931)
宇佐美 好文 大阪府立大学, 大学院・農学生命科学研究所, 助教授 (40081559)
|
キーワード | インド / 人口 / 開発 / 疫病 / 植民地 / 農業 / 家畜 / 森林政策 |
研究概要 |
プロジェクトの第一年次にあたる13年度は、主として次の3つの分野で研究活動を行った。 1.研究会 本プロジェクトは、インドにおける人口と開発に関して現在精力的な研究を行っている、様々な分野の研究者をメンバーとしている。そこで、異なった分野の研究動向・分析方法・資料利用に関する報告を学際的な観点から討議するプロジェクト研究会を、夏以降に4回実施した(第1回は実務的打合せ。・第2回からが実質討議で一回に2報告。報告者は原則としてメンバー、ただし必要に応じて外部からも招いた)。そこで討議されたテーマは以下のとおりてある。(イ)植民地期の人口動態(報告者:斎藤)、(ロ)植民地開発と飢饉と疫病(報告者:脇村)、(ハ)独立後め就業構造変化(報告者:宇佐美)、(ニ)独立後の入口変化(報告者:西川)、(ホ)植民地期の農業および家畜経済(報告者:篠田)、(ヘ)植民地期の森林政策研究史(報告者:吉住知文・大宮中央高校教諭)。 2.データ収集 メンバーの嵯峨座・宇佐美・篠田が、インドで資料収集と次年度以降の調査のための打合せを実施し(他の目的での出張の機会を利用した資料収集をも含む)、黒崎・金子は、他の在外研修の機会を利用してアメリカで理論および分析手法に関する資料収集を行った。さらに、国内諸機関が収蔵するセンサスおよび人口動態統計を利用して、植民地期パンジャブ州、独立後の州別統計等のデータ入力を進めた。 3.推計法の検討 金子・斎藤を中心に、人口動態の長期時系列を推計する手法の検討を行った。斎藤がこれまで試みてきたロジット・モデル等に加え、バック・プロジェクション法を適用する可能性を検討した。
|