研究分担者 |
高田 将志 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (60273827)
出田 和久 奈良女子大学, 文学部, 教授 (40128335)
相馬 秀廣 奈良女子大学, 文学部, 教授 (90196999)
野間 晴雄 関西大学, 文学部, 教授 (00131607)
秋津 元輝 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (00202531)
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研究概要 |
「中国文明のフロンティアゾーン8地域における都市的集落に関して、比較地誌学の観点から、海外現地調査に基づいて、その発生と変容を具体的に明らかにする」という研究目的を達成するため、初年度(平成13年度)の実績を踏まえて、本年度は以下のような作業を行なった。 1.研究遂行の基礎となる関連図書・地図・空中写真・画像処理ソフトなどを、前年度に引き続いて収集・整理するとともに、現地語文献の部を邦訳した。 2.フロンティアゾーン8地域のうち、東北方(8月:中国遼寧省:何,9月:中国遼寧省:秋津)、東方(7月:北海道:戸祭,2〜3月:韓国京畿道:秋津,3月:対馬:松本・秋津,3月:愛媛県:戸祭)、東南方(2月:中国雲南省:戸祭・何・石崎)の3地域について、海外現地調査を実施した。 3.中国文明の本拠地たる西安・北京に赴いて、現地研究者と研究交流するとともに、文献その他情報収集を行なった(8月:何,9月:高田,1月:野間)。 4.日本でも、東京その他で文献その他情報収集を行なった(10月:戸祭,3月:出田)。 5.研究の中間的成果を学会で発表し、その一部を印刷・公表した。…[11.研究発表]参照 戸祭:歴史地理学会194回例会(4月)、戸祭:人文地理学会88回歴史地理研究部会(4月)、相馬:日本沙漠学会13回大会公開シンポジウム(6月)、相馬:韓国中央アジア学会[招待講演](11月)など なお、中央アジア方面への海外現地調査は、現地の政情不安や国際テロに巻き込まれる恐れのために、本年度も実施を断念せざるを得なかった。
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