研究課題/領域番号 |
13410063
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
木下 康仁 立教大学, 社会学部, 教授 (30257159)
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研究分担者 |
石原 俊時 東京大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (70221760)
橋本 正明 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (40308101)
庄司 洋子 立教大学, 社会学部, 教授 (70139351)
稲垣 美加子 茨城キリスト教大学, 生活科学部, 講師 (30318688)
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キーワード | 国際情報交換 / スウェーデン / 高齢社会 / 地域社会 / 地方自治体 / 地域経済史 / 高齢者保健福祉政策 / ユニットケア |
研究概要 |
日本とスウェーデンの比較研究の大枠としてすでに研究体制を4部門に組織化しているが、本年度においては各部門において以下の述べる具体的な作業を進めた。 1.地域社会と社会政策の歴史的研究:2003年8月にスウェーデンの王立図書館、中央統計局等において資料収集と文献調査を行なった。また、北欧における高齢者の社会的排除に関する歴史的分析に着手した。これらをもとに今後はスウェーデンにおける高齢者問題の歴史的展開を概観し、それと日本における展開との比較作業を進めている。 2.地域社会と高齢者ケア (1)高齢夫婦の施設入居プロセスの比較分析 2003年8月・11月,2004年1月の3回にわたって共同分析会議を行った。逐語訳したインタビューデータ(Norrkoping市と豊島区の各6カップル)を解釈的に分析し,双方が対象者像を共有し,地域福祉システムおよび夫婦の関係性の観点から詳細な比較検討をおこなった。 また日本の対象事例に関する部分の分析結果を第一回福祉社会学会大会(6月)において報告した。 (2)高齢者の日常生活分析 対象4地域の地域生活高齢者、日本側5名、スウェーデン側8名のライフヒストリーを共通のコーディング枠組を設定し、分析を進めた。 (3)地方議員の役割の比較調査 対象4地域のうち町田市とVasteras市において高齢者施策を担当する委員会に所属する市議会議員、各2名への面接調査を、町田市においては2004年1月に、Vasteras市では同3月に実施した。面接はスウェーデン側研究者と共同で行い、データの整理と英訳を待って共同分析に進むところである。 3.施設ケアの比較研究 今年度は、昨年度の利用者調査の分析と新たに職員調査を実施した。従来型特養(10名)およびユニット型特養(10名)の利用者データを分析し、各5名について追加調査を行なった。職員調査は従来型(47名)、ユニット型(40名)で実施し、数量データの集計を終えた。その上で、データを英訳し、今年度の報告と次年度の作業に向けたスウェーデン側との合同会議を2004年1月に開催した。
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