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2001 年度 実績報告書

国際データ解析センター網構想

研究課題

研究課題/領域番号 13440086
研究機関高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

川端 節彌  高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 教授 (40152996)

研究分担者 森田 洋平  高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 助手 (00212267)
真鍋 篤  高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 助手 (90202332)
渡瀬 芳行  高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 教授 (70018662)
柴田 章博  高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 助手 (30290852)
佐々木 節  高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 助手 (50259983)
キーワード大規模データベース / 分散処理 / PCファーム / GRID / オブジェクト
研究概要

高エネルギー実験に必要な加速器、検出器、計算機は大掛かりで高価なため、世界中でも、限られた数の実験施設が国際協力で建設されている。これまでは、加速器のある研究所に居なければ実験データの解析が困難であったが、ネットワーク技術の進歩によりそれぞれの国においても解析が行えるようになりつつある。さらに効率よく研究を行うために、それぞれの研究所の持つ実験データをデータベースに貯蔵し、国際的に情報の共有を行うことが本研究の目標である。ハードウェア開発とアプリケーション開発の2班に分かれて研究を実施している。
1.ハードウエア開発班
計50台のPCから構成される(計100CPU)、PCファームを導入した。.全体が一つのシステムとして利用可能なように、さまざまなミドルウエアを導入し、環境の整備を行っている。バッチジョブを処理するための機構および一元管理の仕組みに関して、開発と研究を行った。高速ファイルアクセスの仕組みとして、高エネルギー加速器研究機構の共通計算機に導入されたHPSSとう階層化ファイルシステム製品をPCから利用するための研究を行った。HPSSのAPIは、複雑なので、より容易にアプリケーションの開発が行えるように、APIのラッパーを開発した。
2.アプリケーション開発班
オブジェクトデータベースを有効に利用するために必要なソフトウェアの開発を継続している。また、近年注目を集めているGRID技術の適用性の研究を開始した。Globusツールキットというミドルウエアを導入し、本研究に有用なソフトウエアの開発に用いることを検討している。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] S.Yashiro, T.Sasaki, S.Kawabata et al.: "Data transfer using buffered I/O API with HPSS"Proceedings of CHEP(International Conference on Computing in High Energy and Nuclear Physics)2001. 326-328 (2001)

  • [文献書誌] Gongxing SUN, SATO Hiroyuki, WATASE Yoshiyuki: "A performance measurement and simulation for PC-Linux Regional Center Tier-3 System"Proceedings of CHEP 2001. 79-82 (2001)

  • [文献書誌] H.Sato, Y.Morita, Y.Karita, Y.Watase: "Data Transfer over the Long Fat Networks"Proceedings of CHEP 2001. 432-434 (2001)

  • [文献書誌] Y.Morita et al.: "Grid Data Farm for Atlas Simulation Data Challenges"Proceedings of CHEP 2001. 699-701 (2001)

  • [文献書誌] T.Aso, H.Okazawa, T.Sasaki, N.Takashimizu: "Extensible Numerical Library in JAVA"Proceedings of CHEP 2001. 536-539 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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