研究課題/領域番号 |
13470173
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
橋本 公二 愛媛大学, 医学部, 教授 (00110784)
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研究分担者 |
山崎 研志 愛媛大学, 医学部, 助手 (40294798)
白方 裕司 愛媛大学, 医学部, 助手 (50226320)
佐山 浩二 愛媛大学, 医学部, 助教授 (80187286)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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キーワード | 表皮角化細胞 / SOCS / CIS / STAT / インターロイキン / インターフェロン |
研究概要 |
SOCS/CISは主にサイトカインからSTATのシグナルを抑制する細胞内制御機構分子として働いている。表皮細胞は様々な炎症反応の場となるため、サイトカインシグナルの制御機構は重要であると考えられる。そこで、皮膚におけるSOCS/CISの発現、作用について解析した。まず、in vitroにおけるSOCS/CIS familyの発現を確認した。定常状態の培養表皮角化細胞にはSOCS2/CIS2,SOCS3/CIS3が主に発現し、インターフェロンγ刺激で、SOCS1/JABの発現が誘導されることを確認した。インターロイキン4刺激はSOCS1/JABとCIS1を、インターロイキン6刺激はSOCS1/JABとSOCS3/CIS3の発現を誘導することも確認できた。表皮角化細胞の自己増殖に重要な働きをしている上皮成長因子の刺激は、STAT3の活性化を誘導することが知られているが、SOCS/CIS familyの発現には影響を与えなかった。表皮角化細胞で発現の確認できたSOCS/CIS familyのアデノウィルスヴェクターを用いてSOCS/CISの表皮角化細胞における効果を確認したところ、SOCS1/JABはインターフェロンγからSTAT1のシグナルとインターロイキン4からSTAT6のシグナルを、SOCS3/CIS3はインターロイキン6からSTAT3のシグナルを特異的に阻害することが分かった。(The Journal of Investigative Dermatologyに印刷中) 生体でのSOCS1/JABとSOCS3/CIS3の重要性を確認するために、これらのノックアウトマウスを用いてその病理変化を解析中であるが、これらのノックアウトマウスでは自然発生皮膚炎の頻度が有意に高いことがわかった。現在、これらの病理学的変化を解析中である。
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