研究課題/領域番号 |
13470529
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研究機関 | 岐阜県立看護大学 |
研究代表者 |
平山 朝子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 学長 (20110356)
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研究分担者 |
岩村 龍子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師 (00326109)
森 仁実 岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師 (40326111)
北山 三津子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (70161502)
米増 直美 岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師 (80326115)
松下 光子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師 (60326113)
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キーワード | 保健師 / 予防活動 / 公衆衛生看護 / ヒュウマンケア / セルフケア支援 / 人と人をつなぐ |
研究概要 |
1.予防活動の先駆事例調査、2、基礎自治体における予防活動調査、3.保健師教育の教科書的文献調査、4.海外における看護活動の現状調査,について,各調査のまとめと全体の総括作業を行った。 全体総括としては、まず、予防活動の先駆事例調査と基礎自治体における予防活動調査の事例から、保健師が予防活動の実施に際して着目した人々の健康生活の側面を8区分24項目に、さらに予防的意味を込めて実現しようとしていたことを、13区分27項目に分類できた。また、先駆事例調査から、予防的意義のある実践方法を導いた看護の方法としては、1.ヒュウマンケアの基本を踏まえた助力の実践として区分されたもの、2.人々の多種多彩なニーズを充足するための地域でのケア体制づくり、3.地域的問題解決が重要となるのでその基盤となる住民の主体性を引き出す取り組み、4.家族を単位とした看護サービスの実施、5.看護の立場から悪化が予測される事象を未然に防ぐための対応,の5つに整理できた。行政サービスの特性を発揮して導いた予防活動を、基礎自治体調査から公務労働として保健師が行った予防活動方法の特徴を整理した。その結果、次の4カテゴリーに区分した。すなわち、1.全住民を対象として活動する、2.住民誰でもが地域で生活し続ける基盤をつくる、3.住民に利用されるサービス・資源の提供・創設、4.看護支援方法の適用である。 以上から、保健師の予防活動として確認できたことは、1.ヒュウマンケアの基本の実践である看護の方法、2、セルフケア支援の原則の応用と人をつなぐ実践、3.人々の意識と価値観への対応、4.誰もが居住地で暮らすことができること、5.サービス対象となる母集団を基本にした社会的責任の追求である。
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