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2001 年度 実績報告書

急速高齢化地域に関する学際的共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 13490003
研究機関弘前大学

研究代表者

丹野 正  弘前大学, 人文学部, 教授 (30092266)

研究分担者 木村 敏明  弘前大学, 人文学部, 講師 (80322923)
安 祐子(杉山 祐子)  弘前大学, 人文学部, 教授 (30196779)
北村 光二  岡山大学, 文学部, 教授 (20161490)
山下 祐介  弘前大学, 人文学部, 助教授 (90253369)
田中 重好  名古屋大学, 大学院, 教授 (50155131)
キーワード高齢化 / 在宅看護 / 介護文化 / 出稼ぎ / 近代化 / フィールドワーク / ケニア / 文化比較
研究概要

本年度は以下のように調査・研究を実施した。
1.研究者・協力者ネットワークの形成
1)介護文化研究会
各施設のケースワーカーやケアマネージャー,訪問看護婦と私たちによってつくられた研究会。すでに3回の例会を開催した。第1回(11月30日)においては,山下から「過疎山村の家族変動」について,コメントがあり,第2回(1月25日)においては,作道が「介護文化へのアプローチ」と題して話題を提供し,第3回(3月15日)では,木立が,「在宅高齢者の語り」について発表した。
2)「出稼ぎ・過疎・高齢化」(でっこ)研究会
2月22日に開催。参加者約40名。本課題研究者と各地の実践家との報告会である。本研究チームからは「過疎山村の家族変動-相馬村・沢内集落を事例に」(山下祐介・佐野裕子),「語りからみた在宅介護の日常化プロセス(木立るり子・作道信介)が発表した。この研究会において,現場から多くの助言が出された。
2.介護文化調査
1)日常化としての介護プロセス
(1)各施設から紹介された20事例の主介護者へのインタビュー分析をおこなう。語りの分析によって,・介護者がどのような状況で被介護者に正負の情動をいだくのかという「語り上」の文法,・日常化の3つの構成要素-ルーティン化,相手認知,自己認知-の抽出を行った。これらは先の研究会の発表,業績掲載の論文にて公表した。
(2)ケニア・トゥルカナにおいて,病気への対処プロセスを28家族を対象に聞き取りによって把握した。一部は,業績掲載論文にて公表した。
2)過疎地域における介護
弘前市隣接相馬村において,小集落の高齢者へのインタビュー悉皆調査を行った。この調査によって,家族の独居老人化のプロセスについて,詳細な資料をえることができた。業績は先の「出稼ぎ・過疎・高齢化」研究会にて公表した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 木立 るり子: "在宅介護における情動の語り -家族介護者へのインタビューから-"弘前大学医学部保健学科紀要. 1. 41-50 (2002)

  • [文献書誌] 木立るり子, 作道信介: "在宅高齢介護者の語り-介護の親和心の観点から-"東北心理学研究. 50. 70 (2001)

  • [文献書誌] 作道 信介: "「近代化の社会心理学」へ向けて"弘前大学人文社会論叢. 7. 149-183 (2002)

  • [文献書誌] 作道 信介: "トゥルカナといっしょにすごすこと -フィールドを支える細小・最大限の前提-"尾見・伊藤編著『フィールド研究の技法』(北大路書房). 187-198 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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