研究課題/領域番号 |
13610239
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
大久保 孝治 早稲田大学, 文学部, 教授 (00194100)
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研究分担者 |
嶋崎 尚子 早稲田大学, 文学部, 教授 (40216049)
藤見 純子 大正大学, 人間学部, 教授 (60173457)
正岡 寛司 早稲田大学, 文学部, 教授 (70063625)
澤口 恵一 大正大学, 人間学部, 講師 (50338597)
西野 理子 東洋大学, 社会学部, 講師 (50257185)
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キーワード | パネル調査 / 30代 / 人生移行 / ライフコース / 発達研究 / 追跡調査 |
研究概要 |
われわれは、5年前の1998年11月に、東京近郊の某4年制私立大学の文理系の学部を1991年から1993年の3年間に卒業した男女1,110名を対象にして、郵送法による「30代への移行」調査を行い、555名(50.0%)の有効回答を得た。その基礎集計の結果は、早稲田大学人間総合センター発行の『発達レポート』12号(1999年11月)に発表した。 今回、2002年11月に行った第2回「30代への移行」調査は、第1回の有効回答者555名のうち、その後の住所が不明の14名を除いた536名に対する追跡調査である。第1回の調査のときに第2回の調査の予告と、それへの協力をあらかじめお願いしておいた結果、378名(70.5%)から有効回答を得ることができた。 第1回の調査のときに30歳前後であった対象者たちは、今回の調査では、30代の半ばにさしかかろうとしていた。現代社会の延長された青年期の最後の段階である30代の前半という人生の時期を、彼らはどのように送ったのか。2回の調査のデータをつなぎあわせることによって、「30代への移行」における変化と持続が明らかになるだろう。 現在(2003年3月)、作業はデータの入力とクリーニングの段階にある。第2回調査の基礎集計は2003年度前半に『発達レポート』13号として発表予定であり、第1回と第2回のデータをつなげたパネル・データの分析結果は2003年度末までに報告書として刊行の予定である。
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