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2002 年度 実績報告書

UKシュミット多天体分光器6dFによるウォール構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13640236
研究機関岐阜大学

研究代表者

若松 謙一  岐阜大学, 工学部, 教授 (30021801)

研究分担者 池内 了  名古屋大学, 理学研究科, 教授 (90025461)
高羽 浩  岐阜大学, 工学部, 助教授 (90293539)
キーワード銀河団 / 巨大構造 / 赤方偏移 / 宇宙論
研究概要

本研究で観測を予定していたアングロ・オーストラリア天文台(オーストラリア)では、4年の歳月をかけ開発していたUK Schmidt望遠鏡の多天体分光器6dFが2001年4月にテスト観測に成功し、6月から本格的な運用となった。この分光器は150本の光ファイバーを持つ多天体分光器で、Schmidt望遠鏡としては世界で初めてのものである。
我々のグループは、2002年7月に、この分光器を利用して「へびつかい座超銀河団の中心領域」の約200平方度の天域の観測を行った。約600個の銀河を観測し、現在までに約30%の解析を終え、250個の銀河について赤方偏移の測定に成功した。
観測天体リストは、カリフォルニア工科大学のJarrett氏らの赤外線サーベイ(2-Micren All-Sky Survey ; 2MASS)から提供をうけ、K-バンドでのホモジニアス・サンプルに基づいて行った。へびつかい座銀河団の中心域にある銀河の多くが銀河団メンバーであることが確認された。この観測は「6dF Galaxy Redshift Survey」という国際プロジェクトの一部を担うものであり、2002年5月にオーストラリアでの観測の直前に開かれた研究推進検討会に出席し、この成果の一部を発表し、銀河面での赤方偏移サーベイの今後の観測指針の確立に貢献した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Wakamatsu, K: "6dF Galaxy Survey"ASP Conference Ser.. (印刷中). (2003)

  • [文献書誌] Sato, Y: "A deep ISOCAM Survey in SSA13"EAS Pub. Ser.. 4. 269-269 (2002)

  • [文献書誌] Ikeuchi, S: "IAU 8th Asian Pacific Meeting"A.S.P Conference Ser.. (印刷中). (2003)

  • [文献書誌] Sudou, H.: "VLBI Cbservations of Water Masers"Publ. Astron. Soc. Japan. 54. 757-764 (2002)

  • [文献書誌] 若松謙一: "21世紀に期待されるプラネタリウム"岐阜大学・工学部研究紀要. 51. (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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