研究課題/領域番号 |
13680204
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
木下 紀正 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (80037209)
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研究分担者 |
土田 理 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (10217325)
三仲 啓 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (20136831)
園屋 高志 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (30016696)
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キーワード | 衛生画像 / ランドサット / 3D表示 / 教育利用 / 火山地形 / 三宅島噴火 / 火山ガス / 火山防災 |
研究概要 |
1.教育用3D衛星画像提供システムの整備:ランドサットTMデータから全国をカバーする教育用衛星画像ファイルを作成し、Webページからの操作で任意の地域の衛星画像と標高データを取得できるSiPSEシステムを構築・整備した。トップページ:http://www-sat.edu.kagoshima-u.ac.jp/sipse/ 2.衛星画像の教育利用推進:SiPSEシステムの100名を越える登録ユーザーによって様々な教育利用などが進められている。また、宇宙開発事業団地球環境の広場ネットワークの衛星画像データを取り扱っている教育機関や関連機関等のリンク集にも紹介されている。 3.実利用と火山防災教育:火山地形と植生の研究にSiPSEシステムによる立体表示が有効なことを日本火山学会2001年秋季大会で報告し、強い反響があった。噴煙と火山ガスの大気拡散には火山地形が重要な因子である。特に2000年夏以来の三宅島噴火に於ける極めて大量の火山ガスの動態解明は緊急の課題である。阿蘇・桜島と三宅島の火山地形を対比して、東京都による通年の火山ガス島内地表濃度連続測定データを気象衛星ノアによる噴煙画像などと合わせて詳細な解析を行い、その成果は学会報告や火山噴火予知連会長への意見書、雑誌への寄稿、マスコミへの対応などで公表し、次の2つのホームページで公開している。SiNG-O.2001年NOAA/AVHRRによる三宅島の噴煙:http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/sing/public/miyake/miyake2001.htm 火山ガスのページ:http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/gas/public/index_p.html これらの活動の結果、火山ガスについての正しい認識が、噴火予知連を始め関係者や報道担当者などに受け入れられつつある。
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