研究概要 |
本研究では,学校飼育動物の実態と担当教師の意識,及び理科における生物教材や解剖実験の現状と課題,生命尊重の態度育成に関わる生物教材の構成やその在り方,生命尊重の態度の評価の在り方,学校飼育動物と獣医師との連携の現状と課題,教室内での動物飼育や生命尊重の態度育成に関わる実践などの調査研究を行い,研究成果報告書を作成した。 本報告書は次のような構成となっている。 第1章 生命尊重の教育に関する調査について 第2章 生命尊重の態度育成に関わる生物教材の構成 第3章 生命尊重の態度の評価 第4章 学校における動物飼育への獣医師の支援 第5章 室内での飼育の課題と対応 第6章 教員研修の推進 第7章 生命尊重の態度育成に関わる実践 資料 鳥インフルエンザ対策に関する資料 飼育担当教師は専門的な知識や経験が少なく、飼育・管理に関する問題をたくさん抱えている。教育行政側としては、各学校が専門家(獣医師)などの支援を受け、飼育・管理に関する課題を解決していけるような方策を講じることが求められる。学校飼育動物や教材生物の飼育管理及び指導方法及び「生命尊重・自然愛護」についての評価などについての教員研修の充実が必要である。
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