産業技術研究における陸軍直轄工場(主として砲兵工廠及び被服廠)に関係した資料の調査・発掘ならびに遺跡・遺物調査、関係者からの聞き取り調査等を遂行した。 1.文献資料を中心とする調査研究では、国立国会図書館、国立公文書館、防衛研究所図書館、各地公立図書・博物館等および個人所蔵の新資料を見い出した。陸軍被服廠と国内産業との対応関係を示す資料も得られた。 2.明治期の陸軍被服廠研究成果の一部を研究、紹介した。 3.大阪砲兵工廠・東京砲兵工廠と各々の他の産業技術関係の一端を明らかにし得た。 4.研究協力者(博物館学芸員等)の協会を得て、各々の研究分野におけるわが国の江戸期から明治期にいたる近代産業史資料・遺物研究の成果が得られた。 5.平成16年度においても同14・15年度に引き続き調査・研究を行うとともに、最終(平成17)年度の研究成果報告の準備作業も行う。
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