研究分担者 |
饗庭 伸 東京都立大学, 大学院, 助手 (50308186)
志村 秀明 芝浦工業大学, 工学部, 助教授 (10333139)
早田 宰 早稲田大学, 社会科学部, 教授 (80264597)
真野 洋介 東京工業大学, 大学院, 助教授 (70329134)
久保 勝裕 北海道工科大学, 建築学科, 助教授 (90329136)
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研究概要 |
墨田区向島地区を対象に、地区の範囲で将来像とそこに至るシナリオを想定し,各種のシナリオを想定しまちづくりシミュレーションを行なった。災害の事前復興を前提にほぼ20年間で進みうる市街地の像を想定する方法と,これらに対応する市街地の性能・構成,建築用途の変化などを織り込み,地域社会と市街地の像がどのように変化していくのかをシミュレーションする方法をおこなった。 1)調査地区での事前まちづくりのシナリオ検討 調査対象地区で,住民・地権者の研究協力チームを組織し,ワークショップ方式で,事前復興シミュレーションゲームの前段に当たるものであり,実践をとおしてシナリオ分析的なシミュレーション方法を開発した。 2)防災生活圏の単位での事前復興シミュレーションを組み込んだデータベースの試作 模型とコンピュータ上での3次元データ処理を併用したまちづくりシミュレーションゲームの結果を前年のまちづくりプロセスシミュレーションシステムを組み合わせて,地区レベルでの市街地像を表現するシステムを開発した。このシステムは,物的,社会的な地域特性と密接に関連するものであり,それぞれの地区における実践の比較検討により,さまざまな地域特性に対応できるシステムである。そしてこれらをプロジェクト志向のデータベースとして公開した。
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