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2004 年度 実績報告書

木造密集市街地における事前復興まちづくりへの総合支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14205089
研究機関早稲田大学

研究代表者

佐藤 滋  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60139516)

研究分担者 早田 宰  早稲田大学, 社会科学部, 教授 (80264597)
志村 秀明  芝浦工業大学, 工学部, 助教授 (10333139)
饗庭 伸  東京都立大学, 大学院, 助手 (50308186)
久保 勝裕  北海道工科大学, 建築学科, 助教授 (90329136)
真野 洋介  東京工業大学, 大学院, 助教授 (70329134)
キーワード木浩密集市街地 / シミュレーションゲーム / 事前復興まちづくり / 防災まちづくり
研究概要

本研究全体は佐藤滋が統括し,以下の3つの研究チームの有機的な協力関係により実施した。研究対象事例地区は大都市圏の防災的観点から深刻な問題を抱えている木造密集市街地で,これまで何らかのまちづくりの実践が進められている市川南地区、向島地区を主要な対象とした。研究は以下の3チームにより進めた。
A:「自律更新のプロセスモデルの作成チーム」B:「事前復興まちづくりシミュレーションゲーム・システム開発チーム」C:「インタラクティブな事前復興シミュレーション・システムの開発チーム」
それぞれの地区で将来像とそこに至るシナリオを想定し,まちづくりシミュレーションを行ない,地域社会と市街地の像がどのように変化していくのかをシミュレーションする方法を以下の通り開発した。
1)調査対象地区で,住民・地権者の研究協力チームを組織し,ワークショップ方式で,シミュレーションゲームの前段に当たるものであり,実践をとおしてシナリオ分析的なシミュレーションを行った。
2)模型とコンピュータ上での3次元データ処理を併用して行うのがまちづくりシミュレーションゲームである。対象地区において,このゲームと前年のまちづくりプロセスシミュレーションシステムを組み合わせて,地区レベルでの市街地像を表現するシステムを開発した。
3)市川南地区、向島地区で開発したシステムを現地で応用する社会実験を進め,事前復興まちづくりのための総合的な支援システムをHPとして公開した。
4)以上をとおして,住民・地権者により共有され望ましいと評価された,住民・地権者主体による事前復興まちづくりの目標像を地域性に応じて表現し,木造密集市街地における事前復興まちづくりへの総合支援システムの有効性を検証した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] まちづくり協働デザインによる都市建築と市街地環境のマネジメント論2004

    • 著者名/発表者名
      有賀隆
    • 雑誌名

      日本建築学会公募論文集「都市建築の発展と制御」

      ページ: 205-208

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] モクミツの風景デザイン-次世代のデザイン・アリーナの提案-2004

    • 著者名/発表者名
      真野洋介
    • 雑誌名

      日本建築学会「建築雑誌」 第119集1520号

      ページ: 47-49

  • [図書] まちづくりデザインゲーム2005

    • 著者名/発表者名
      佐藤滋, 内田奈芳美, 饗庭伸, 川原晋, 真野洋介, 有賀隆
    • 総ページ数
      127
    • 出版者
      学芸出版社
  • [図書] 協議会組織から開かれたまちづくりのアリーナへの展開2004

    • 著者名/発表者名
      真野洋介
    • 総ページ数
      29-34
    • 出版者
      学芸出版社
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] まちづくりデザインのプロセス「Studio & Practiceまちづくりを実践しよう」2004

    • 著者名/発表者名
      有賀隆, 小林正美
    • 総ページ数
      70-110
    • 出版者
      日本建築学会, 丸善
  • [図書] まちづくりにおける「協議」と「決定」のデザイン2004

    • 著者名/発表者名
      饗庭伸
    • 総ページ数
      13-18
    • 出版者
      東京自治研究センター

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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