研究課題/領域番号 |
14310211
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石井 洋二郎 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90134402)
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研究分担者 |
三浦 篤 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (10212226)
鈴木 啓二 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70187722)
工藤 庸子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (30139638)
立花 英裕 早稲田大学, 法学部, 教授 (80207050)
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キーワード | 第二帝政 / パリ / 都市改造 / ロートレアモン / ロマン主義 / 現代性 / フランス:ウルグアイ |
研究概要 |
1 1年目の今年度は、第二帝政期のパリ関係の資料として当時の地図、辞書、図書などをできるだけ系統的に収集した。資料の整理にあたっては、学生アルバイトを雇用して作業を進め、随時参照できる体制を整えた。 2 ノートブックパソコン1台、デスクトップパソコン1台を購入し、東京大学大学院総合文化研究科に設置、フランス国立図書館が提供している第二帝政関係の資料情報に直接アクセスできる体制を整えた。 3 研究分担者全員がそれぞれの課題に沿って独自に資料調査を行い、三浦は自分の研究課題に関する調査のため国内旅行を行った。その成果は現在、各自が論文等にまとめるべく準備中である。 4 研究課題の一環として、2002年10月4日から6日まで東京大学駒場キャンパスにおいて国際シンポジウム「ロートレアモン-ロマン主義から現代性へ」を開催した。メンバーはその準備のために頻繁に会合を持ち、各自の研究の進捗状況を報告しあった。このシンポジウムは世界9カ国から計34名の発表参加者を迎え、連日80名から90名の聴衆を集めて大成功を収めたと評価されている。運営に際しては、研究代表者の石井が実行委員長、研究分担者の立花が副委員長、同じく鈴木が事務局長、工藤が準備委員長を務めたが、石井と立花は発表者としても参加し、立花と鈴木は司会も務めた。具体的な成果としては、フランス語によるシンポジウムの報告論文集が2003年5月頃の刊行を目指して現在フランスで刊行準備中であるほか、雑誌「現代詩手帖」2003年3月号(思潮社)には石井、立花、鈴木の3名が論文を発表した。 5 上記シンポジウムとの関連で、鈴木がフランスとベルギー、石井がフランスにそれぞれ2週間ずつ渡航し、関係者との打ち合わせを行うとともに、研究課題関連の資料収集にあたった。また、石井は日本人発表参加者との打ち合わせのため国内旅行も行った。
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