研究分担者 |
小石 寛文 神戸大学, 発達科学部, 教授 (70030591)
田結庄 良昭 神戸大学, 発達科学部, 教授 (90030585)
武井 義明 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (40188149)
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 教授 (70176387)
伊東 昌子 常磐大学, 人間科学部, 助教授 (10364481)
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研究概要 |
最終年度の本年度は,このシステムを小学校の野外調査型の授業に本格的に導入し,フィールドワークにおけるITの利用に関する実証実験を継続的に実施した。具体的なプログラムとしては,2003年度に実験的に開発した生活科における地域調査プログラムを改善し,実証実験を通した評価を行った。それらの成果をまとめて,本システムで提案できるIT利用の自然体験型フィールドワークプログラムを最終報告書として提案した。 (1)生活科における地域調査プログラムの改善とその実証実験 小学校1年生の1クラス(40)名を対象にして,1年間の地域調査活動にシステムを導入した。内容は,「春夏秋冬」の季節感を発見するための地域調査プログラムであった。また,家庭における学習活動にも本システムを応用し,保護者を含めた学習活動の実践的なモデルを構築することができた。 (2)学会などにおける研究成果の発表 日本科学教育学会第28回年会,日本理科教育学会第54回全国大会,日本教育工学会第20回全国大会において研究成果の一部を公表するとともに,研究の方向性などについて意見交換を行った。また,国際学会としては,ICCE2004(オーストラリア・メルボルン)で発表し,Best Paper Awardを受賞した。 (3)実験校における研究成果の発表 実験校である神戸大学発達科学部附属住吉小学校において,2004年10月29日に日本科学教育学会研究会と共催して,本研究に関する公開授業研究会を開催し,主に教育実践の観点からプログラムを公開・提案するとともに,その評価について議論した。
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