研究課題/領域番号 |
14380088
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 筑波技術大学 (2005) 筑波技術短期大学 (2002-2004) |
研究代表者 |
荒木 勉 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (70232048)
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研究分担者 |
村上 芳則 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (90029497)
PAULY Martin Edmund 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (90238832)
小林 正幸 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (50215365)
米山 文雄 筑波技術大学, 産業技術学部, 講師 (20220775)
石原 保志 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (70212917)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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キーワード | 聴覚障害 / ハイクオリティー視覚情報 / ビジュアルコミュニケーション / ビジュアルインタラクティブ / モデリング / コラボレーション / 遠隔授業 / 卒業生の活躍 |
研究概要 |
本学は聴覚に障害を持つ学生のための技術系大学で,個々の障害に配慮しながら、専門教育を行っている。情報伝達手段としては当然ながら視覚に訴えるところ大である。授業と演習を効果的に組み合わせ、視覚的・体感的に理解しやすく指導し,実験や実習など体験的な学習を重視する教育環境の中で、技術者として社会自立を目指した高等教育の為のハイクオリティー情報保障について実践的研究を行った。 今日の大学に求められる情報公開や社会貢献,国際化の課題を,本学の取り組みを通して関係を持ち,情報の提供や交流も図った。この関わりの中から本学の取り組みに対する評価を直に受け止め本研究に反映した。聴覚障害者のための大学に於ける、高度な教育活動のためのハイクオリティー視覚情報保障による情報交換、提示・コミュニケーション手段を用い、授業のみならず外との関係も良好に保つことができた。本学と海外の大学とを結んでビジュアルインタラクティブに迅速軽快かつ正確なコミュニケーションを図りながらのビジュアル遠隔コミュニケーションや遠隔授業による教育交流や国内外の大学間とのコラボレーションによる教育活動の質を高めることができた。 研究活動としてどのようなところでハイクオリティーな情報保障が必要か、実際に学生が社会に出てどのように受け止めているか実地調査も含め、卒業生の活躍としてロールモデルとなる卒業生とその職場のビデオ資料を作り、在校生や本学を目指す聴覚に障害を持つ子供達や保護者、学校の先生へのメッセージとしてまとめたビデオの効果を確認した。 機械工学科の専門科目に於いてはモデリングや三次元図面による形状機能の確認、体感的に理解を図る授業の効果とその指導法等をまとめ、学会で発表し好評を博した。聴覚障害者に適したハイクオリティー視覚情報保障による教育活動の質の向上を目指した実践的研究として多大な成果と今後の展望がつかめた。
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