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2004 年度 実績報告書

ゲルマン語動詞体系成立に関する非ブルークマン的モデルからの研究

研究課題

研究課題/領域番号 14510624
研究機関九州大学

研究代表者

田中 俊也  九州大学, 大学院・言語文化研究院, 助教授 (80207117)

キーワード比較言語学 / 歴史言語学 / ゲルマン語 / 印欧祖語 / 動詞体系 / 形態論 / 言語変化 / 非ブルークマン的モデル
研究概要

当初の研究計画に沿って3年間で完成する論考のうち、今年度仕上げる目標として、次の3点を目指した。
(1)平成14,15年度の研究成果につなげる形で、ゲルマン語以外の主要印欧語派(アナトリア語、インド語、ヘレニック語、イタリック語、バルト・スラヴ語など)の動詞システムも、本研究が採用するアプローチによって、適切な説明を与えられることを論証する。および、ゲルマン語の動詞体系との差異を、範列化(paradigmatization)という概念から説明できることを示す。
(2)従来のブルークマン的モデルに基づいた伝統的な祖語再建モデルと比較して、本研究で採用するゲルマン語の動詞体系成立過程の説明で得られる新たな知見を包括的に論じる。
(3)3年間に渡って形成された英語による原稿に、付け加えるべき知見を加え、前後関係の調整をするなど、論考の最終調整を行う。
これらの点を実行し、研究成果を「研究成果報告書・冊子体」(本文は英文で記されている)にまとめた(現在印刷中)。上記(3)に当たる部分では、当初の予定を相当変更し、議論の順序の手直しをした。具体的には、古英語過去現在動詞の共時的分析から始めて、その後、強変化動詞、弱変化動詞、不規則動詞を含むゲルマン祖語の動詞体系そのものの分析へと進む順序を取ることにした。
さらに、平成17年1月、および同年3月の2度分けて渡英し、国際的レベルで活躍する専門家にレビューを受けて、当研究の成果と問題点双方を指摘してもらうことを実施した

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 言語民族学の問題としてのタブー2004

    • 著者名/発表者名
      田中俊也
    • 雑誌名

      言語文化叢書IX:社会開発をめぐって

      ページ: 51-63

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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