研究分担者 |
今吉 洋一 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30091656)
鎌田 聖一 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60254380)
金信 泰造 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00152819)
橋本 義武 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20271182)
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研究概要 |
3次元球面内の任意の絡み目に対し,Z_2に値をもつアーフ不変量を定義した.この不変量とプロパー絡み目に対し定義されるロベルテロ不変量とは結び目に対しては一致するが一般に異なる.類似の考え方で4次元球面内の任意の曲面絡み目に対し,Z_4に値をもつlinking不変量を定義した.これはexact多様体のleafのローリン不変量の2倍に一致することも示した.別の方向の研究としては,絡み目のデーン手術についての研究を行った。同じ手術係数をもつ異なる絡み目の構成法をイミテーション理論を使って確立した.この方法を結び目のGordon-Luecke定理の性質を満たす絡み目の存在を示すのに使用した.結果として,3次元有効連絡多様体全体の分類が帰納的に行えることを示し,最初の26個の多様体を分類した.
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