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2002 年度 実績報告書

高度自動化検査システムを用いた部品のライフサイクル最大化の実現

研究課題

研究課題/領域番号 14550231
研究機関福井大学

研究代表者

山田 泰弘  福井大学, 工学部, 助教授 (40220412)

研究分担者 増田 正信  福井工業技術センター, 機械金属部, 総括研究員
秋山 伸幸  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (90251850)
古村 義彰  福井大学, 工学部, 教授 (00020214)
キーワード計算機援用検査 / 計測 / 摩擦 / 摩耗
研究概要

1.高度自動化検査システムの設計製作および性能評価
使用済み部品の表面品質の検査を目的として,計測部位を選択可能な機構制御部と,表面品質の計測部と,データ処理部等を有する高度自動化検査システムを設計製作した.システムの設計製作では,機構系:使用済み機械部品を搬送する搬送系の機構の設計製作,制御系:機構系の制御回路の設計製作と制御プログラムの開発,計測系:計測部および照明部の設計製作と使用済み機械部品の画像を解析して表面品質データを得るための画像解析ソフトウェアの開発,データ処理系:計測系にて得られる表面品質データをデータベース化するための表面品質データの表現形式と保存形式等,の検討を行った.システムの性能評価では,検査対象モデルとして,めっき処理した平板試料を取り上げた.めっき厚やめっき種類の異なる試料を用いて,表面の傷および摩耗状態の画像処理による評価手法を検討した.結果として,本システムによる傷の評価は目視評価と同等の評価精度が得られることを確認した.また,摩耗状態についても目視評価とほぼ同等の評価精度が得られることを確認したが,近似色のめっき層領域での摩耗境界は識別困難であるなど幾つかの継続課題が明らかになった.
2.使用済み部品のライフサイクル最大化方式の確立
使用済み部品のライフサイクルを最大化するために,遺伝的アルゴリズムによる部品のマッチング手法を検討し,従来の方式と比較してその有効性を評価した.また,使用済み部品を再利用する生産システムについて,生産効率を高めるための設備レイアウト最適化方式およびワーク搬送系について3Dグラフィックスシミュレータを開発し,シミュレーションによってシステム性能を評価した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yasuhiro Yamada: "Assessing the Effectiveness of Two Assembly Methods for Parts Recycling"Proceedings of the 3rd World Manufacturing Congress. 1924-097(CD-ROM). 1-6 (2002)

  • [文献書誌] Yasuhiro Yamada: "Assembly Planning for Parts Reuse"Proceedings of the 2002 Japan-USA Symposium on Flexible Automation. III. 1229-1232 (2002)

  • [文献書誌] 縣 良和: "画像処理によるめっき表面の傷と摩耗の検出方法"日本機械学会北陸信越支部第40期総会・講演会講演論文集. 037-1. 139-140 (2003)

  • [文献書誌] 大河戸 一央: "可動型ワークステーションのレイアウト最適化"日本機械学会北陸信越支部第40期総会・講演会講演論文集. 037-1. 141-142 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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