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2002 年度 実績報告書

Solid cold spray法によるZn基複合機能皮膜の作製と特性評価

研究課題

研究課題/領域番号 14550716
研究機関近畿大学

研究代表者

森本 純司  近畿大学, 理工学部, 教授 (30088471)

研究分担者 阿部 信行  大阪大学, 接合科学研究所, 助教授 (90127176)
佐々木 洋  近畿大学, 理工学部, 講師 (70205871)
キーワードZn基合金機能皮膜 / セラミック皮膜 / Solid cold spraying / TiO_2-Zn複合合金皮膜 / 光触媒機能 / 水質浄化機能
研究概要

研究代表者らが試作開発を行った150〜200m/secの粒子速度が得られるSolid cold spray装置を用いて、Fe-Zn複合合金粉末により、Zn基合金皮膜を作製し、その皮膜特性を評価した。この場合、基板材料には炭素鋼板(SS400)、純銅板などを用いており、その基板表面は研摩処理した状態である。また、Fe-Zn複合合金粉米とTiO_2、ZrO_2などのセラミックス粉末を混合した粉末を用いて皮膜形成した後、レーザ加熱処理などにより空孔の無い緻密密構造皮膜の作製も試みた。以下に得られた結果の要約を示す。
(1)Zn基合金皮膜の形成量は、Spray圧力、Spray距離の増大と共に増加する傾向を示し、約100μm皮膜を作製することができた。また、皮膜の形成量は、基板材料の硬さの上昇と共に減少することが得られた。
(2)Fe-Zn複合合金粉末とTiO_2粉末の混合粉末により形成したSolid cold spray皮膜は、優れた環境浄化機能(光触媒機能)を示し、ガラス容器中(2リットル)の100ppmアセトアヒルド濃度を90min.で浄化することが得られた。
(3)Fe-Zn複合合金粉末とTiO_2粉末のSolid cold spray混合皮膜は、優れた水質環境浄化機能(メチレンブルー水溶液による環境実験)を示した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 森本純司, 佐々木 洋: "高周波加熱法によるSolid cold spray Zn基合金皮膜の改質"プラズマ応用と複合機能材料. Vol.12. 99-100 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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