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2002 年度 実績報告書

インターネット利用病歴記録データベースを用いた放射線治療成績向上対策方法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 14570857
研究機関大阪大学

研究代表者

原内 一  大阪大学, 医学部, 助手 (20243256)

研究分担者 梅田 徳男  北里大学, 医療衛生学部, 教授 (40142319)
手島 昭樹  大阪大学, 医学部, 助教授 (40136049)
稲邑 清也  大阪大学, 医学部, 教授 (90203207)
キーワード多施設型データベース / データリンク / 放射線治療病歴記録 / E-ラーニング / インターネット
研究概要

プロジェクトは1.インターネッ卜上のエージェント指向型オンライン放射線治療病歴記録調査データベース構築2.放射線治療概要案提示する放射線治療Learning Toolの開発3.放射線治療Learning Systemの完成という3段階で実現される。
初年度の本年は、第1段階であり、日本放射線腫瘍学会(JASTRO)データベース委員会の下、日本全国の放射線治療施設を対象とした放射線治療病歴記録調査を行い、個々の症例の放射線治療計画の最適化、物理・工学および臨床的なQality Assuranceへの貢献、放射線治療貢献度の把握、新技術・新施術法の有効性評価を目的としたインターネット放射線腫瘍学広域データベース(e-Radiation Oncology Greater Area Database:以下e-ROGAD)を構築し、運用した。入力データの信頼性向上と、登録施設の入力負担を軽減し、情報公開の促進を図るために、エージェント指向型のオンライン入力を実現し、施設既存のデータベースをプロトコルおよび構造変換してe-ROGADのリンクするためにパターン・マッチング手法によるコード対応表作成法も完成させた。このリンク手法は施設の負担軽減、医療の進歩・細分化にともなう施設毎の視点の差異を統括する上では重要であった。また、インターネットを利用して、各施設固有のプロトコルに準拠した個別のウェブページを用意し、あたかも施設固有のデータベースに入力し、閲覧しているように見せ、ROGADに登録・保存できるバーチャル・プライベート・データベース・システムを開発した。
これにより、各施設に対応し、精度・運用等の管理機能や情報循環・還元速度が向上したデータ収集環境が完成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hajime Harauchi, Tokuo Umeda, Kiyonari Inamura: "Development of a Virtual Private Database for a Multi-institutional Internet-based Radiation Oncology Database Overcoming Differences in Protocols"Japanese Journal of Medical Physics. 22・2. 125-133 (2002)

  • [文献書誌] Hajime Harauchi, Tokuo Umeda, Kiyonari Inamura: "Protocol conversion by automatic pattern matching for the on-line linkage between multi-institutional radiation oncology databases"Elsevier computer Assisted Radiology and surgery. 16. 545-550 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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