研究分担者 |
鬼塚 尚子 帝京大学, 文学部, 講師 (50307203)
加藤 彰彦 帝京大学, 文学部, 講師 (70287936)
菅野 博史 帝京大学, 文学部, 講師 (80276758)
村瀬 洋一 立教大学, 社会学部, 助教授 (50301578)
大浦 宏邦 帝京大学, 経済学部, 助教授 (60297116)
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研究概要 |
商用の電子アンケート・システム(NEC)や埼玉大学の電子アンケート・サーバをサーベィした。また,電子アンケート自動作成プロセッサが必要とする仕様に関して検討を行い,16年度の予定であった試作システムのインプリメントを繰り上げて行い,PerlによってHTMLとCGIスクリプトを生するプロセッサのβバージョンの作成までを行った。 社会調査の調査票の回答結果を電子データとして受信する際には,httpdから送信された文字列から簡易データベースを構築する方法と逐次文字列を処理してファイルに保存する方法とが考えられる。本研究では広く使用されているCSVフォーマットとの親和性及びデータの逐次チェック可能性から,CSVフォーマットでのファイルへの保存を採用している。プロセッサは,質問項目に関する定義データを読み込むとHTMLファイルとそれを処理するCGIファイルを生成する。生成時にプロセッサには,以下の社会調査において非常に有効な機能を有している。 1.自動質問番号・選択肢番号付番機能(LaTeXの機能に似ている) 2.変数名・変数値自動コーディング 3.論理エラーチェック(これらの機能とそのソースプログラムはGPLにて保護されている) このβバージョンを研究代表者(池)が製作し,これらの研究成果に関して,年度末に研究合宿にて報告し,各分担者及び研究協力者等で活発な討論を行った。 14年度は上記の研究により実用システムへの足がかりを得た。来年度は,より広範囲なOS上での稼動と,より簡単なインターフェイスの実装を目指すことにする。ただし,スケール・データの収集に関しては,インプリメントが済んでいない。これも来年度の主な課題である。
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