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2002 年度 実績報告書

母乳性黄疽の原因の解明と安全な管理法を確立するための研究

研究課題

研究課題/領域番号 14704032
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

丸尾 良浩  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (80314160)

キーワード母乳性黄疸 / ビリルビンUDP-グルコロン酸転移酵素 / 体質性黄疸 / Gilbert症候群 / Crigler-Najjar症候群 / UGT1A1
研究概要

母乳性黄疸の原因となる乳児側の原因についてビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遣伝子の解析と黄疸の強度と検討を今年度は行なった。合計56名の母乳栄養に起因した遷延性黄疸(母乳性黄疸)のビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素遺伝子(UGT1A1)の解析を行なった。これらの乳児には日本人に認められる遺伝子多型が多くみられ、母乳性黄疸の乳児側の原因であることが突止められた。また、黄疸の程度と遺伝子変異の関係も確認できた。多型の種類によっては母乳性黄疸の原因とならないものも見い出されてきている。UGT1A1の他の遺伝子変異が存在しないかの検討も行ない解析を進めている。今後はコントロール集団ンとの変異の才などについても解析を続けてゆく予定である。
この変異は遺伝性非抱合型高ビリルビン血症(体質性黄疸:Crigler-Najjar症候群I型、II型、およびGilbert症候群)の原因遺伝子であり、母乳性黄疸との関係を調べるため、これら疾患の遺伝子解析を平行して行なっている。
母乳性黄疸をきたす遺伝子多型がどのように黄疸の遷延に関与しているかを培養細胞を用いいた発現実験で確認してゆくための準備としてUGT1A1のcDNAのサブクローニング、発現ベクターの作製、ならびに発現ベクターへの変異導入を終了しRIを用いて酵素活性を始めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 丸尾良浩: "母乳性黄疸はなぜ生じるのか"母子保健情報. (発表予定). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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