• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

ナビゲーションとWebスペースの融合のためのメタコンテンツ記述スキーマの創出

研究課題

研究課題/領域番号 14780278
研究機関立命館大学

研究代表者

柴田 史久  立命館大学, 理工学部, 助教授 (80314425)

キーワード歩行者ナビゲーション / コンテンツ記述スキーマ / XML / XML-Schema / 個人的選好 / Webスペース
研究概要

本年度は標記研究課題に関して以下にあげる研究成果を得た.
本研究の目的は,歩行者ナビゲーションとWebサイトの有機的融合を実現するために,両者のコンデンツのベースとなるメタコンテンツともいうべき情報を想定し,それを画一的に記述するための,メタコンテンツ記述スキーマの創出であった.そのための研究目標として本年度は,(1)メタコンテンツ記述体系の考察,(2)歩行者ナビゲーションシステムにおける実験的検証,(3)歩行者ナビゲーションを実現する上で重要な個人適応技術について考察,(4)画像・音声・言語を統合したマルチメディアナビゲーションインタフェースについて検討を進めてきた.(1)に関しては,実存するWebサイトのコンテンツについて分析を進めた上で,近年注目を集めつつあるXML及びXML-Schemaを用いてデパート,遊園地などの大規模施設を対象としたコンテンツ記述スキーマRWMLを提案した.さらに研究目標(2)(4)について,提案したコンテンツ記述スキーマRWMLを用いた,実環境と仮想環境(Webスペース)を融合したサイバースペースの実現を目指した.具体的な対象として株式会社エキスポランドの協力を得て,現地にて動作する携帯情報端末を利用したガイドシステムを試作し,実験を実施した.被験者の現在位置に基づいてWebスペースの情報をシームレスに提示可能な枠組みを実現し,コンテンツ記述スキーマRWMLを利用することによって利便性の高いガイドシステムが構築可能なことを実証した.一方,(3)に関して,ナビゲーションにおける個人適応の可能性を探るため,ユーザの行動から個人的選好を獲得するための手法及び店舗を対象とした行動解析システムについて検討を加えた.前者では,テレビ前に存在する視聴者の行動をカメラ及びマイクから得られるセンサデータを利用して解析し,行動とその時点で配信されている映像コンテンツを関係付けることで,視聴者の個人的選好を獲得可能であることが示せた.後者では,店舗を訪れる顧客の行動を解析・可視化可能なシステムを提案した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 藤本 喜彦: "店舗内に設置した全方位視覚センサによる顧客の行動解析"情報処理学会研究報告 CVIM-142. 17-22 (2004)

  • [文献書誌] 八尾 智幸: "テレビ視聴行動からの個人的選好獲得のための行動認識"電子情報通信学会技術研究報告 PRMU2003-209. 65-70 (2004)

  • [文献書誌] 中南 和宏: "実空間とWeb空間のシームレスな統合を実現するコンテンツ記述スキーマの提案"情報処理学会研究報告 2004-MBL-28. 95-102 (2004)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi