研究課題/領域番号 |
15020215
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
蔡 東生 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 助教授 (70202075)
|
研究分担者 |
北脇 信彦 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20292534)
福井 幸男 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (80311596)
池辺 八洲彦 明星大学, 理工学部情報科学研究センター, 教授 (10114034)
浅井 信吉 会津大学, コンピュータ理工学部, 講師 (80325969)
宮崎 佳典 静岡産業大学, 国際情報学部, 講師 (00308701)
|
キーワード | 双方向マルチメディア / インストラクショナルデザイン / MF-TDMA / ラーニングマネージメント / eラーニング |
研究概要 |
衛星を用いた双方向デジタル通信パイロット実験においては、以下の如く取り組むことで、教育分野におけるアジア地域のデジタル格差解消、21世紀の新しいeラーニング教材配信教育システムの構築、アジア地域におけるeラーニングネットワークの効率的な構築等に寄与する。 (1)高速インターネット衛星WINDSを模擬する衛星ネットワーク・システムの構築 WINDSによって実現されるメッシュ型かつ帯域共有型の環境下でのeラーニング・プラットフォームに対する要求条件を検証するため、その環境を模擬するネットワークを既存衛星スーパ・バードによって構築する。 (2)多地点間遠隔教育システムの構築 構築した衛星ネットワーク・システム上に、KDDI所有の遠隔教育用IPアプリケーションである、「SKYCAST-Lesson」を実装することで、多地点間の遠隔教育システムを構築すし、実際にeラーニング実験を行い、問題点を抽出。 (3)多地点間で効率よく教材を配信できるシステムの構築とその問題点の抽出 また、本システム環境に、LMS(Learning Management System)と呼ばれるコースウェア配信システムを衛星ネットワークに実装し、評価した。本年度は、タイ、マレーシア間の多地点間ストリーミングテスト、日本<->タイ/マレーシア間のeラーニングを行い、問題点として"もたつき現象"などを抽出した。 さらに、実際にタイ、マレーシア、筑波大学間で授業を行った。レギュラー授業として、LMS,ストリーミングで授業記録をとり、実際にデジタルイメージング特論を開講した。さらに、タイ側の要請にこたえ、津波防災特論という授業を開講した。この際、ネットを通じ、スマトラ沖大地震による被害状況を日本からの実地調査と、タイ側からの現状報告という形で行った。
|