• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 研究成果報告書概要

中国県制の総合研究

研究課題

研究課題/領域番号 15202020
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 東洋史
研究機関京都大学

研究代表者

森 時彦  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70027564)

研究分担者 金 文京  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60127074)
岩井 茂樹  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (40167276)
石川 禎浩  京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (10222978)
高嶋 航  京都大学, 文学研究科, 助教授 (10303900)
村上 衛  横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 助教授 (50346053)
研究期間 (年度) 2003 – 2006
キーワード県制 / 村制 / 県城 / 郷村 / 新河県 / 河北省 / 江蘇省 / 武進県
研究概要

本研究は、華南と華北に位置する二つの県、武進県と新河県をケーススタディの対象とし、中国社会の県レベルにおけるこの百年間の変化と現状を総合的に検討するための基礎データを収集、整理することを第一の目的としている。武進県は長江デルタ地区の経済、文化の発展した県であり、新河県は華北平原地区の「三等県」であるが、いずれもそれぞれの地区における典型的な県であるという点では一致している。この4年の研究期間のあいだに、武進県については5つのグループが、新河県については2つのグループが現地に入り、現地調査と資料収集を行った。
武進県では、新編の『武進県志』『常州市志』に加え、武進区の郷鎮志と部門志(合計84冊)を現地で入手し、新河県でも新編の『新河県志』を入手した。その結果、武進県については68の郷、鎮レペルで、新河県については175の自然村レベルで、距城、方位、地図上の位置、氏族、地質、物産、集市、廟会、寺廟、学校などについて一覧表を作成することが可能になった。さらにそれらのデータを駆使して、新河県に関しては、1875年から1988年まで、一世紀余りの期間における自然村の変遷と人口動態について、詳細な分析を加えることができた。
さらに両県の現地における聞き取り調査では、比較的明確に変化の跡をたどることができる民間信仰の問題に調査項目の的をしぼり、詳細な記録を蓄積することができた。特に武進県での聞き取り調査は、仏教、道教、キリスト教、イスラム教の4教を網羅するとともに、武進県の僧侶が多く出身地とした蘇北の塩城にまで調査の足を延ばして行い、多くの成果を得ることができた。

  • 研究成果

    (16件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (8件) 図書 (8件)

  • [雑誌論文] THE GREAT CRONICLES OF LIANG QICHAO2005

    • 著者名/発表者名
      DING WENJIANG, ZHAO FENGTIAN, SHIMADA KENJI
    • 雑誌名

      IWANAMISHOTEN 2590

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] THE WORLD OF THE SANGUOZHI2005

    • 著者名/発表者名
      KIN BUNKYO
    • 雑誌名

      KODANSHA 398

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] JAPANESE COTTON MILLS IN CHINA AND CHINESE SOCIETY2005

    • 著者名/発表者名
      MORI TOKIHIKO
    • 雑誌名

      KYOTO UNIVERSITY PRESS 214

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] THE EARLY HISTORY OF CHINESE COMMUNIST PARTY2005

    • 著者名/発表者名
      ISHIKAWAYOSHIHIRO
    • 雑誌名

      CHINA SOCIAL SCIENCE PRESS 417

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] THE DYNAMICS OF MODERNIZATION IN CHINA2004

    • 著者名/発表者名
      MORI TOKIHIKO
    • 雑誌名

      KYOTO UNIVERSITY, INSTITUTE FOR RESEARCH IN HUMANITIES 394

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] THE RESEARCH ON MODERN HISTORY OF FINANCES IN CHINA2004

    • 著者名/発表者名
      IWAI SHIGEKI
    • 雑誌名

      KYOTO UNIVERSITY PRESS 585

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] THE FORMATION OF PUBLIC ORDER IN MODERN CHINA2004

    • 著者名/発表者名
      IWAI SHIGEKI
    • 雑誌名

      KYOTO UNIVERSITY, INSTITUTE FOR RESEARCH IN HUMANITIES 468

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] CONFUCIAN MOVEMENT OF CHINA IN TRANSITION2004

    • 著者名/発表者名
      MORI NORIKO
    • 雑誌名

      KYOTO UNIVERSITY PRESS 312

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [図書] 転換期における中国儒教運動2005

    • 著者名/発表者名
      森 紀子
    • 総ページ数
      312
    • 出版者
      京都大学学術出版会
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 梁啓超年譜長編(全5巻)2005

    • 著者名/発表者名
      丁文江, 趙豊田, 島田虔次編
    • 総ページ数
      2590
    • 出版者
      岩波書店
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 三国志の世界2005

    • 著者名/発表者名
      金 文京
    • 総ページ数
      398
    • 出版者
      講談社
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 在華紡と中国社会2005

    • 著者名/発表者名
      森 時彦編
    • 総ページ数
      214
    • 出版者
      京都大学学術出版会
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 中国共産党成立史2005

    • 著者名/発表者名
      石川禎浩
    • 総ページ数
      417
    • 出版者
      中国社会科学出版社
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 中国近代化の動態構造2004

    • 著者名/発表者名
      森 時彦編
    • 総ページ数
      394
    • 出版者
      京都大学人文科学研究所
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 中国近世財政の研究2004

    • 著者名/発表者名
      岩井茂樹
    • 総ページ数
      585
    • 出版者
      京都大学学術出版会
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 中国近世社会の秩序形成2004

    • 著者名/発表者名
      岩井茂樹編
    • 総ページ数
      468
    • 出版者
      京都大学学術出版会
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

公開日: 2008-05-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi