研究課題/領域番号 |
15300287
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
向後 千春 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (00186610)
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研究分担者 |
浅田 匡 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00184143)
菊池 英明 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (70308261)
西村 昭治 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (30207493)
野嶋 栄一郎 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20000086)
鈴木 克明 岩手県立大学, ソフトウエア情報学部, 教授 (90206467)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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キーワード | eラーニング / LMS / メンター / 学習環境デザイン / ファシリテーション / 教材設計 / コース設計 / 動機づけ |
研究概要 |
フルオンデマンドによるeラーニングのコースを実質的に成果のあるものにするためには、教員、コーチ、サポートスタッフの3種類の人的資源がそれぞれに割り当てられた仕事をこなすこと、そしてラーニング・マネジメント・システム(LMS)を含むeラーニングシステムが学習者の学習を促進するような機能をもつことが必要である。 教員の仕事は大きく分けて、コースの設計、実施、評価と改善の3つに分類できる。eラーニングになってとりわけ重要なことは、コースの設計と詳細化における仕事に重心が移ることである。eラーニングにおける教員の仕事はコースの設計と詳細化という部分に重心が移った。それによってコースの実施段階では教員を補佐し、実質的に授業運営の大きな部分を担う人材が必須のものとなった。それがコーチである。コーチの仕事は、大きく分けて、学習活動の促進、雰囲気と規範作り、議論プロセスの主導の3つである。LMSについては、有償・無償のものを含めてさまざまな種類のものが利用できる。最低限、ビデオ配信、BBS、レポート・テストのやりとりができるシステムであればeラーニングを実施することができる。しかし、eラーニング授業をもっと着実なものにするためには、それぞれの機能についていっそうの工夫が必要である。将来的な学習環境について述べる。現在の環境は、学習者がLMSにログインして、そこで学習のリソースを見て、自分の手元でノートを取るというような形になっている。しかし、将来的には、Webブラウザを開けば、すぐにそこが自分の学習用のワークスペースになっているようなイメージにしたい。
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