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2003 年度 実績報告書

男女共同参画社会における男女共学化、共修化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15310174
研究種目

基盤研究(B)

研究機関千葉大学

研究代表者

佐藤 和夫  千葉大学, 教育学部, 教授 (90114496)

研究分担者 木村 涼子  大阪女子大学, 教育学部, 教授 (70224699)
橋本 紀子  女子栄養大学, 教授 (20138530)
井谷 惠子  京都教育大学, 教育学部, 教授 (80291433)
片岡 洋子  千葉大学, 教育学部, 助教授 (80226018)
小山 静子  京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助教授 (40225595)
キーワード男女共学 / ジェンダー / セクシュアリティ / 男女共修 / 高等学校 / 能力主義 / 男女平等 / 体育科教育
研究概要

本研究では日本の男女共学政策の進行を歴史的に明確化した上で、男女共同参画基本法成立以降の男女共学化の潮流を分析する。現在の男女共学化は表面的には男女相互のコミュニケーションの促進と男女平等を目指したものであるが、実質的にはその実現のほど遠い。何がそれを促進もしくは阻害しているのか検討する。
1.福島調査
近年全県男女共学化を行った福島県の公立高等学校をフィールドに、男女共学化の過程、生徒、教員の意識など、聞き取り調査を中心に行った。予備調査として、男女共学過渡期に高校在籍していた福島出身大学生へ聞き取りを行った。また進学校と非進学校や学校種別、地域階層差を考慮し、県北地域進学校の教員への聞き取りと、県南非進学校の教員、生徒への聞き取りを行った。
2.関西三都市調査
戦後公立高校はすべて共学化された関西地方、とりわけ都市部(大阪、京都、兵庫)において、別学の私学が発展してきた経緯と現在進行している共学化の流れの社会機能を確認し、その功罪を男女平等の観点から分析する。まずは別学・共学状況の全体的把握のため学校組織・カリキュラム・教育目標等の収集整理を行うとともに、三都市の中等教育について各学校の社会的位置など歴史的に確認した。また、女子校・男子校の学校文化の実態にアプローチするため、別学経験者へ準定型の聞き取り調査を行った。
3.高校体育調査
男女共学校の学校体育に生起するジェンダー問題について、男女共学のなかで体育の選択制・男女共修が積極的に行われてきた京都府の高校をフィールドに参与観察、資料収集、聞き取り調査を行った。具体的に、体育での持久走の授業を観察することで、教師の期待と生徒の受け止め方の差異をジェンダーの視点から考察した。
4.海外調査
アメリカの大学や体育関連団体や施設、フランス、オーストラリアの高校や大学、ジェンダー関連施設などから男女平等(教育)に関わる資料を収集した。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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